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新鮮な母乳を赤ちゃんに 搾乳の必要性

新鮮な母乳を赤ちゃんに 搾乳の必要性

 

新鮮な母乳を赤ちゃんに 搾乳の必要性

搾乳して新鮮な母乳を赤ちゃんに飲ませる

赤ちゃんが飲む母乳。
こちらにも鮮度があることをご存知でしょうか?

 

鮮度が落ちると母乳はおいしくなくなり、赤ちゃんが喜んで飲んではくれなくなります。

 

さらに、搾乳することで乳腺炎などのトラブルを発見することもできます。
飲ませる前に搾乳し、その時点でトラブルに気が付けば、早く治すことができますので、寝不足が続いているお母さんの負担を和らげることにもなります。

 

このページでは搾乳の仕方についてご紹介します。
参考になれば幸いです。


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授乳に搾乳することで新しい母乳を赤ちゃんに

母乳を飲ませるさい、赤ちゃんが母乳を飲み終えてから2時間半乳房に溜まり続けた母乳は絞り、一度空にし、新しく湧いてきた母乳を赤ちゃんにあげるとスムーズに飲んでくれます。

 

なぜなら、時間が経過した母乳は濃度が濃くなりおいしくないのです。

 

ましてや、寝過ごしたりして母乳の間隔が3時間以上になってしまった場合などは赤ちゃんにとって消化吸収が良い母乳ではなくなっていますので、搾乳をしてからあげるようにしてください。

 

また、搾乳をすることで乳輪が柔らかくなり赤ちゃんが飲みやすくなります。

 

搾乳で母乳トラブルを発見

 

搾乳の際、乳首の状態や、母乳の色、味を確かめてみてください。
トラブルを見つけることができます。

 

ちなみに、赤ちゃんが喜ぶおいしい母乳は、透明で、甘いです。

 

ところが、母乳の色が白く濁っている場合は、味は苦くてまずいです。

 

ましてや黄色っぽくなっている場合は、とても苦いです。(この場合は、完全に乳腺炎になっていますので、冷やす必要があります)

 

まずい母乳は当然赤ちゃんは喜んで飲んでくれるはずはありませんので、まずは溜まった母乳は搾乳で空っぽにしてください。

 

そして、何を食べたのか、何をしたのか思い出してください。

 

母乳がまずくなった原因を突き止めましょう。

母乳の絞り方

搾乳は慣れるまで大変ですし、いくら経験を積んでも赤ちゃんの搾乳能力には勝てませんが、頑張ってみてください。

 

まず、親指と人差し指を合わせるようにし、乳輪の色のついている場所と、ついていない場所の境目あたりに両指の腹を付けてください。

 

そして、親指と人差し指の腹で、中心部分へ向け押します。

 

それを、上下に5回、左右に5回、右斜めから5回、左斜めから5回という風に、位置をずらしながら繰り返します。

 

そうして、左右の搾乳が終わり、乳首が柔らかく、よく伸びるようになりましたら、赤ちゃんに飲ませてあげてください。

 

 

と、上記の方法で母乳をスムーズに搾乳しきることができれば一番ベストなのですが、私の場合は違いました。

 

乳腺が詰まり母乳が出てこず、なかなかスムーズに搾乳すらできなかったのです。

 

乳房が石のように硬くなる乳汁うっ滞

 

「乳汁うっ滞」とは、乳腺内に白い結晶のような物ができ、それが乳腺を塞ぐ栓となり、母乳が乳腺内にどんどん溜まり続ける状態のことです。

 

軽い搾乳でその栓がうまく出てくれば良いのですが、出ない場合は、時間が経過すればするほど乳房はパンパンになり硬く、いびつな形になってきます。

 

こうなれば、痛みもあり、見た目の恐怖も手伝い、必死になって硬くなった乳房に、空いている手を押し当て、圧力をかけ、ひたすら栓が抜けるまで搾乳です。
(これはあくまでも、母乳マッサージを受けられない時間帯の私なりの対処法です)

 

そのうち、乳頭に白いもの(乳腺を塞いでいた栓)が見え始め、「ぷつっ」と開通の音が聞こえましたら、あとは乳房の硬い場所(母乳が溜まっている場所)に手を当て圧力を加えれば、溜まっていた母乳がビュービュー出てくることになります。

 

岩のようにガチガチになっていたときには1分以上出たような気がします。

 

ホッとする瞬間です。

 

トラブルのあった乳房側から母乳を飲んでもらう

 

次から次への噴水のように飛び出してくる、その溜まっていた母乳を出し切りましたら、すぐに、トラブルを起こしていた乳房の母乳から先に子供に飲んでもらいます。

 

なぜかと言いますと、トラブルのあった方が、トラブルが無い方より母乳がおいしくないからです。ですが、飲んでもらわないと治りません。

 

ですので、トラブルのあった方を先に五分飲んでもらい、次に大丈夫な方を五分、と交互に飲んでもらいます。

 

なお飲ませる時間については、母乳はどれくらいおきに飲ませるの?いつまであげればよいの?でご紹介しております。

 

そして原因を排除し、赤ちゃんに飲んでさえ貰えれば、徐々に治っていきます。

 

赤ちゃんのおかげです。

 

なお、母乳にトラブルがある場合は、飲ませ方や食事と環境に問題があります。
以下のページにトラブル回避のヒントをご紹介しております。
スムーズな母乳育児の手助けになれば幸いです。

 

>> 赤ちゃんに母乳をうまく飲ませるコツ【画像説明付き】

 

>> 母乳育児をスムーズに進める食べ物の選び方

 

>> 育児のポイント・もっと詳しい食べ物選び

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ご自身で搾乳が難しい方へ

搾乳は必ずしも手でしなければならないものではありません。

 

育児に慣れるまでの数か月は体力・精神力共に大変な時期ですから、搾乳機を使ってみられるのも良いと思います。

 

なお『メデラ』の搾乳機は、痛みもなく使いやすいと言われる方が多くおられます。

 

実際に使っておられるのを見ますと、手で搾乳するよりも圧倒的に早く、しかも手軽にできますので、急いでいる時などには本当に助かりますよ。

 

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