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母乳はどれくらいおきに飲ませるの?いつまであげればよいの?

母乳はどれくらいおきに飲ませるの?いつまであげればよいの?

 

母乳はどれくらいおきに飲ませるの?いつまであげればよいの?

抱っこされて母乳を飲む赤ちゃん

赤ちゃんに上手に乳輪を口に含んでもらうことができましたら、次に疑問に思うことは、どれくらいおきに、どんなふうに、いつまで飲ませればよいの?です。

 

こちらでは母乳を飲ませる「時間」についてご紹介します。

 

母乳育児期間中のお母さんは本当に大変ですが、その期間を通じて作られたお子様とお母さんの強固なきずなは一生消えることはありません。

 

今眠気や疲れと戦っているお母さんにお伝えするのは申し訳ないことかもしれませんが、今、この時期をゆるく、で良いです。頑張ってください。

 

なお、赤ちゃんがうまく飲んでくれないときはこちらを参考になさって下さい。
>> 赤ちゃんに母乳をうまく飲ませるコツ【画像説明付き】


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1回の授乳時間は30分間、5分おきに交互にあげる

母乳をあげる間隔は、3時間おきになります。
それも、1回の授乳時間は30分間おこないます。

 

たとえば、朝の7時に授乳を開始した場合、次は10時、その次は13時、そして・・・

 

となり、朝の7時から7時半まで1回目、10時から10時半まで2回目、13時から・・・

 

そう、授乳開始時間が3時間ごとなのです。

 

ですので、母乳をあげていない連続時間は2時間半ということになります。
そして、3時間おきで1日に8回、赤ちゃんが寝ているときも母乳をあげます。

 

 

もし3時間経っていないのに赤ちゃんが母乳を欲しがる場合は、こちらの記事を参考にして時間が空くように調節なさってみて下さい。

 

>> 授乳間隔が3時間空かない!時間を調節する方法

 

1回の授乳は5分ずつ交互に30分間

 

母乳を片側だけしっかりあげてしまいますと、もう片方はしっかりとは飲んでもらえず、古い母乳が残り、トラブルの原因となります。

 

ですから5分ずつ交互に授乳するのがお母さんにとっても赤ちゃんにとってもベストな方法になります。

 

また、母乳トラブルがあった場合、ひどい方から先に飲んでもらいます。
なぜなら、赤ちゃんには申し訳ないのですが、まずくても、飲んでもらわないと治らないからです。

 

そしてお母さんは、トラブルの原因を探してください。
何を食べたのか、どこへ行ったのか、誰か尋ねてこなかったか、いつもと違うことは?と。

 

思わず寝過ごしてしまった時や、トラブルを早期可決するためにこちらも参考になさって下さい。
>> 新鮮な母乳を赤ちゃんに 搾乳の必要性

 

赤ちゃんは寝ていても母乳を飲みます

 

赤ちゃんが寝ているときの授乳のポイントは、決して起こさないことです。

 

睡眠時間というものは、脳神経の発達にも非常に重要なもの。乳首を近づければ口が自然に開き、飲み始めます。

断乳の目安は赤ちゃんが立って歩き始めた頃

立って遊ぶ赤ちゃん

著作者:Kit4na

 

母乳をいつまで飲ませるのか、断乳はいつ?ということはとても気になります。
断乳の目安は、赤ちゃんが立って歩き始き始めた頃ということになります。

 

ですので、その子それぞれで時期は違いますが、おおよその断乳時期は、生後1年前後からになります。

 

ということは、母乳は新生児から歩き始めるまでの間、継続して3時間おきにおこないますので、連続睡眠時間は2時間半で育児を進めていくということになります。

 

・・・母乳回数は月齢があがるごとに減っていく、とよく聞いていましたので、その話を聞いたときは大変驚いたことを覚えています。

 

しかし、やればなんとかなるもので、ほかのお母さま方も口々に言っておられましが、断乳時期を迎えた時、授乳中の子供があまりに愛おしく、このままずっと母乳をあげられたら・・と思ってしまうのです。


母乳は30分の間に何度も湧いてきます

「粉ミルク」での育児を目にすることもあるかと思いますが、粉ミルクですと、授乳時間はほんの数分間です。

 

ごくごく飲ませて空になったら終わり。

 

つい母乳育児でも同じように考えてしまいます。

 

しかし、私の教わった授乳スタイルは、30分間しっかり飲ませましょう、というもの。

 

だいたい、30分間も続けて母乳が出ますでしょうか?
普通は出ませんよね?

 

では、空になった乳首をずぅっと含ませているのでしょうか?

 

母乳はどんどん奥から湧いてくる

 

実は、お母さんの体内では、新しい母乳が血液から作られ、授乳をしている30分の間に数回、湧き水のように湧いてくるのです。

 

確かに、水道のように出続けるわけではありませんが、ある一定の間隔ごとに湧いてくるのです。

 

そして赤ちゃんは、目を閉じうつらうつらしながらたまに口を動かすのですが、母乳が出始めると目を閉じたまま、上手に顎を動かし飲み続けるのです。

 

その様はほんとうに、愛おしく感じられるものです。

 

そして、授乳回数は1日24時間に8回となり、授乳時間は計4時間となります。
その授乳時間が親子のきずなを作っていく手伝いをするのです。

 

乳首から赤ちゃんの口を外す方法

 

母乳は5分ずつ交互にあげます。ですので、授乳開始から5分経ちましたら、赤ちゃんの口端のご自身の胸を人差し指で軽く押して下さい。赤ちゃんの口に空気が入り、乳首から口は外れます。

 

そして、反対側の母乳をあげ・・・と30分経ちましたら・・・赤ちゃんが小さいうちはもう寝てしまっているはずです。(1才頃になりますと周りを観察するのに一生懸命でかわいい目が開いたままということもよくあります)

 

そして、寝ている赤ちゃんをそっと布団に寝かせてあげ、お母さんは栄養補給の為、食事を取ってください。

 

または、おにぎりなどを作って手元に置いて置き、授乳中に食べるのも良いです。

気負わず母乳育児を楽しんで下さい

母乳育児はたった1年強。されど1年強。

 

横になって休むこともお母さんの大事な仕事の一つです。

 

決して頑張りすぎないでくださいね。

 

ただ、母乳育児中は食事に気を付けてください。
ご自身の乳腺炎やお子さんの体調不良の原因となります。

 

くわしくは、母乳育児をスムーズに進める食べ物の選び方をご覧ください。

 

また、疲れて休みすぎてしまった場合は搾乳してからおいしい母乳を赤ちゃんに飲ませて下さい。それで乳腺炎などのトラブルが避けられ、ご機嫌な赤ちゃんのお世話ができます。

 

誰にでも寝過ごしはあります。ですがそのうちにリズムが出来上がり、苦労することなく自然に起きられるようになりますから、気を楽にしてください。

 

なお、搾乳についてはこちらをご覧ください。

 

>> 新鮮な母乳を赤ちゃんに 搾乳の必要性

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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