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安全な商品の選び方まとめ|パッケージ情報を逆引きする

安全な商品の選び方まとめ|パッケージ情報を逆引きする

 

安全な商品の選び方まとめ|パッケージ情報を逆引きする

パッケージ表示逆引きで赤ちゃんの記憶をやさしいものに

妊娠すると多くの方が読み始めるプレママ用マタニティ雑誌。

 

そこにちらほら見える「オーガニック」「優しい」「安全」などの文字。今まで特に気にしていなくても、目にする機会が増えますと、だんだん気になってきますよね?

 

実はそれら「きれいな文字」の裏には、「化学物質」「危険」「毒」などの文字が隠されています。

 

○○無添加、○○未使用、○○の方も大丈夫、etc

 

そしてそれらは、妊娠を望んでいる方・妊娠中や授乳中、子育て中の方にとって、緊急性のある非常に重要な意味を持つ文字となります。

 

こちらのページでは、「赤ちゃん」や「子供」を守るために意識してほしい「パッケージ情報を逆引きする必要性」についてご紹介します。

 

これからも続々と出てくる新商品の中から安全な商品を購入するための判断材料にして頂き、お子さんを守って頂けますと嬉しいです。


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○○を使っていない?では○○とは?逆引き発想をする

店頭に並ぶたくさんの商品。

 

これらは消費者に購入してもらうために店頭に並んでいます。そして、いかに消費者の手に取ってもらうか、パッケージに工夫を凝らしています。

 

また、CMも同様です。他の商品との差別化を図るために、○○無添加、○○未使用などと謳います。

 

そういった言葉にすこし敏感になってください。

 

「○○無添加」、「○○未使用」という表示の裏には、○○の有害性が立証されていたり、危険性が問われており、かなり多くの方が○○について不安感を持っていることから使われていることが多くあります。

 

ですから購入予定の商品群に、○○未使用などの謳い文句がある商品があった場合、○○は危険かもしれない⇒○○を調べてみる⇒安全性が問われている⇒○○の入った商品を避ける、というふうになさると、安全な商品を選ぶ手助けになることがあります。

 

少し詳しくご紹介していきます。

 

有害性が指摘された化学物質の代替に気を付ける

 

○○の代わりに◆◆という成分が使われ、それが同じように有害な場合があったり、新しく認可された物質のため、十分な情報が得られない場合もありますから気を付けて下さい。

 

例)赤ちゃんのおしりふき

 

防腐剤として使用されるパラベンの害を不安視する声がある ⇒ パラベン不使用 ⇒ 代替としてブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル含有

 

ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルとは?

  • 認可された最大配合量は、パラベンが1%に対し、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル含有は0.02%
  • 運動量の低下と刺激正反応(眼瞼閉鎖、流涙及び喘ぎ)が確認、経皮吸収有り

参照:薬事・食品衛生審議会 化粧品・医薬部外品部会 議事録

粘膜からですと、皮膚より吸収率は上がります。

 

 

「○○無添加」と、使用しない物質を限定した場合

 

「○○無添加」は、安全性に疑問のある○○は使っていない!というアピールですが、他の商品と同じように☆☆は使っている、ということがほとんどです。ですから、添加しない物質を限定している場合は、その他に何を使っているのかを確認されると良いです。

 

例)赤ちゃん用洗濯用洗剤

 

蛍光増白剤無添加・合成香料無添加、などの表示があるかと思いますが、合成界面活性剤を使用している商品がほとんどです。

 

ということは、赤ちゃんがよく反応する化学物質を外しただけですから、結局は赤ちゃんや喘息、アトピーの子には向いていません。

 

目に見える反応が少なければ良い、というのはいかがなものでしょう?

 

詳細は下記をご一読頂けますと幸いです。
⇒ 赤ちゃんやアトピー子が合成洗濯用洗剤を使えないわけ

 

「赤ちゃんに使えます」に注意

 

随分前ですが、「赤ちゃんに使ってもいいの?」という言葉を使った柔軟剤のCMもありました。

 

このCMは、赤ちゃんの衣類に使っても大丈夫ですよ(安全ですよ)、ということを伝えたかったのですが、逆に言いますと、他の柔軟剤は赤ちゃんに害がある、ということを意味します。

 

そしてこのCMは、当然ですが、差別化に使う言葉も問題だったようで、すぐに放映されなくなりました。

 

また、赤ちゃんの周りで使用しても安全、とCMを行った製品の有害性が後ほど判明し、CM内容を変更することは度々ありますので、気を付けて下さい。(某消臭剤の”赤ちゃんがいる家庭でも使用可能”といったキャッチコピーのCMは放映されなくなりましたね)

 

なお、柔軟剤は赤ちゃんに使っても良いものではありませんので、同居される方はもちろんのこと、接触する方は使用なさらないで下さい。特に最近の香り付き柔軟剤は、直接接触しなくても、揮発(香り)成分が赤ちゃんに害を与えます。

 

詳細は下記をご一読頂けますと幸いです。
>> 合成香料はアトピーや喘息、咳喘息、各種アレルギーの原因に

 

天然・オーガニック成分配合に注意

 

「天然成分配合」や「オーガニック成分配合」という表示は、安全性などを表に出したいときによく使われます。これらは、確かに「配合」はされているのでしょうが、他に何が入っているのかを確認した方が良いです。多くは、価格が高くなるだけで安全性は高くなりません。

 

また、天然=安全では決してありません。自然にあるもので死亡することは良くあることです。私たち人類は、長い長い年月をかけ、使える物、食べられる物や量を選択し調整してきました。

 

また、効果のあるものは、逆に害もあるのだということを覚えておいてください。量を調節しているだけです。何でも過ぎると害があります。

 

例)天然アロマ

 

古くから、植物の芳香成分を虫よけや様々なものに利用してきました。独特の香りを持つラベンダーもそのうちの一つになり、殺菌・消毒・鎮静作用を持ち、さらに身に着けていると、虫よけになったりもします。

 

しかし、良い効果だけを体に与える、というのは非常に難しく、バランスが必要となってきます。どんなものでもそうですが、人それぞれ体質も体格も違います。さらに、赤ちゃんや子供は身体が未熟ですから、ほんの少しの量でも影響を受けたり、体調を崩す場合があります。

 

特にアロマオイルなど、成分を凝縮させているものには注意が必要です。実際に安全に使用できる量は、非常にわずかです。使用される場合には、それぞれ正しい情報を得て下さい。

 

最近は天然アロマを配合した芳香剤などが出ていますが、決して天然だから毎日、どれだけ使用しても安全なのではありません。

見て見ぬふりを止め、子供にやさしい記憶と健康な体を贈る

いくつか例を挙げさせて頂きましたが、他にも、「丸大豆しょうゆ」があったり、「遺伝子組み換えでない」という表示があったりと、日用品だけでなく、様々なのものに安全な商品を見つけるヒントが隠されています。

 

それらに気が付かなければ、または見なかったことにすれば「楽な生活」を送ることができますが、「健康な生活」は送れませんし、子供に迷惑をかけます

 

私がそうでした。

 

幼い子供は時々、お腹に来る前の話やお腹の中にいた時の話をしてくれることがあります。そして私の子供は、お腹の中はとても苦しかった、とよく言いました。2才から3才頃です。

 

実は私は、切迫流産や切迫早産で入院もしましたし、お腹がずっと張り続けており、点滴も受けていました。そしていざ出産となりますと、陣痛が始まっても分娩に至らず、60時間後に帝王切開で出してもらっています。(60時間ずっと定期的に陣痛は来ていましたので、子供はとてもつらかったと思います。MICU直行でしたから)

 

そしてその後、母乳マッサージ先で知り合った先輩ママさんたちの話を聞き、「見て見ぬふり」をすることを止めました。そうすると、それまで抱えていた様々な体のトラブルが無くなりました。

 

そう、「見て見ぬふり」をしなければ、私の子供はお腹の中でつらい思いをすることは無かった、ということに気が付いてしまったのです。

 

お腹の中にいた時のことはもうどうにもなりませんが、子供が生後2か月からは徐々に周りに目を向けるようになり、9才になった現在まで、アトピー性皮膚炎や喘息、中耳炎、結膜炎、鼻炎など、幼い子供がよく抱えるトラブルに全く無縁の生活を送ってきました。(※化学物質には反応します)

 

あなたのお子さんは既に大きいのかもしれません。しかし、お子さんに今与えているものの影響は、孫にいくことになります。

 

今のあなたの判断が子供や孫の将来を左右します。

 

ぜひ、お子様にやさしい記憶と健康な体を贈ってあげて下さい。

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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