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赤ちゃんが教えてくれた安全で優しい加工品一覧と購入のポイント

赤ちゃんが教えてくれた安全で優しい加工品一覧と購入のポイント

 

赤ちゃんが教えてくれた安全で優しい加工品一覧と購入のポイント

体に優しい加工品



 

原則として加工品には、酸化と、酸化を防止したり色を良く見せたり、原材料を安く抑えたりと様々な役割を果たす添加物のリスクがあります。

 

ちなみに酸化した食品は・・・

 

  • 味が変化し、酸味や苦みが出る。
  • 色が変化する。
  • 栄養価の低下を起こす。

 

となり美味しくなくなるのですが、問題はそれだけではなく、酸化した揚げ物などでは下痢や嘔吐などの消化器障害を起こすことがあります。

 

また、作ってから時間が経ち酸化してしまった食べ物を母乳育児中のお母さんが食べたり、子供に食べさせてしまいますと、赤ちゃんが母乳を嫌がったり、お子さんが便秘になったり、湿疹やアレルギー症状が出やすくなりますので、気を付けて下さい。

 

なお食品添加物については別のページにてご紹介する予定ですが、表示されている食品添加物だけでなく、表示義務の無い、原材料に使われている食品添加物(キャリーオーバー)や加工の際に使われている添加物(加工助剤)にも注意をして下さい。

 

体に害のある化学物質が普通に使われており、赤ちゃんや子供が体調不良からぐずったり、夜しっかりと寝ることが出来ずに夜泣きをしたります。また、中には怒りっぽくなったり、理解力が低下したりすることもあります。

 

食品添加物は、体に害があるから食べない方が良い、という曖昧なものでは無く、赤ちゃんや子供の体調が崩れるので食べない方が良いのです。

 

加工品に100%安全な食べ物は無いけれども・・・

 

できるだけ100%に近い安全な食事とは、あなたが素材を選んで調理し、温かいうちにお子様に出された出来立ての料理になります。

 

ですがあらゆる料理を一から全て手作りされるのは、お勤めに出ていたり、お子さんが沢山おられたり、それぞれの家庭の事情などから難しいのが普通です。

 

ですのでこちらでは、幼い子供の体に出来るだけ負担のかからない、出来るだけ安全な加工品の選び方と、生モノ以外の加工品をご紹介致します。

 

グルテンフリーの商品も紹介しておりますので、体調の良い時に試して頂けますと幸いです。


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※商品の詳細については、2017年4月時点の情報を掲載しております。

 

カレールウを購入する時のポイント

 

カレーのルウには、基本的に動物性油脂が使われています。そして腐敗しやすい動物性油脂には強力な酸化防止剤が必要となり、そして強力な酸化防止作用を持つ化学物質は、同時に毒性を持つことになります。

 

ですが原材料に使用された添加物(キャリーオーバー)については標記する義務はありませんから、私たちがパッケージから何を使ったのかを知ることは出来ません。

 

そして今までいくつかの安全性の高い加工品を試して来た結果としては、例え無添加を謳うメーカーの加工品であっても、動物性原料の入った商品は避けた方が良い、ということです。

 

小さな反応かもしれませんが、かゆみを訴えたり、口の周りに発疹が出来たり、便秘になったりしました。

 

なお香辛料は母乳育児中や離乳食には向いていませんので、試される時にはある程度大きくなってからになさって下さい。

 

カレールウ

 

 

小麦アレルギー対応カレールウ

 

 

 

シチュールウを購入する時のポイント

 

シチューもカレーと同様に小さなお子さんが喜んで食べてくれる料理なのですが、一般に出回っている牛乳には女性ホルモン・抗生物質・炎症等の様々な問題もあるため、牛乳はなるべく子供には与えない方が賢明です。

 

またカレーと同様に、動物性原料に使われる強力な酸化防止剤の影響を避けるためにも植物性原料だけで作られたシチュールウの方が安全だと思います。

 

ただ、たとえ動物性原料を使っていなくても、”植物油脂”とだけ明記されている商品には気を付けて下さい。植物油脂は、基本的にトウモロコシ・大豆・菜種・綿実などが原材料となっていますが、それらは遺伝子組み換え作物を原料としている可能性が非常に高くなります。

 

小麦・牛乳アレルギー対応シチュールウ

 

 

 

パスタを購入する時のポイント

 

パスタには小麦粉が使われます。

 

そして一般的なパスタには輸入小麦が使われているのですが、小麦を海外から輸送する際にカビや虫が付かないよう、収穫後に殺菌・防カビ目的で農薬が使われます。
(収穫後に使用される農薬をポストハーベストと言います)

 

また国産小麦であっても保管中に虫がたたないよう、薬剤を使い燻蒸(くんじょう)されます。

 

ですので基本的に安全性=子供がアレルギー反応を起こしにくい小麦は以下の順となります。

有機栽培小麦 > 国産小麦 > 輸入小麦

 

なお、最近ではグルテンを取らないようにすると体の調子が良くなる、と話題となっていますね。実は農薬だけでなく、品種改良も原因となり小麦が食べられない、又は体調不良を訴える方が増えているのです。

 

ですので一番体に害の無い小麦とは、無農薬無化学肥料栽培された古代小麦となるのですが、食感があまりにも一般的なパスタと比べて違ってくるため、違和感を覚える方が多いと思います。

 

なおパスタに含まれるグルテンの量は、うどんの約2倍となりますので、例え有機栽培された小麦が使われていたとしても、母乳育児中や離乳食には使わない方が良いと思います。

 

パスタ

 

 

グルテンフリーのパスタ

 

 

 

 

うどんを購入する時のポイント

 

うどんと言えば、通常は茹で麺を思い浮かべると思いますが、基本的にすぐに食べられる状態で販売されている食品には、酸化防止剤が不可欠です。

 

また、麺同士がくっつかないように植物油や保湿剤(プロピレングリコール)などが使われることもあります。ですので、ゆでうどんを選ばれる際には、原材料に”国産小麦”と”塩”だけが書かれている商品を選ばれて下さい。

 

そして一般に流通している”うどん”の中で一番安心なのは、乾麺です。ゆで時間はかかりますが、原材料は簡素で選びやすくなります。

 

有機乾燥うどん

 

 

国産小麦使用乾燥うどん

 

香川県さぬき市の七星食品から、冷凍・さぬきうどん(原材料 小麦粉・塩)が出ています。
冷凍ですので長期保存ができ、さらにゆで時間が短時間で済みますから便利なのですが、インターネットで購入されますと送料が非常に高くなります。ですので購入されるのであれば、自然食品を取り扱うお店や協同組合などで購入されると良いと思います。

 

※ただし、乾麺の方が体に優しいです。

 

 

そうめんを購入する時のポイント

 

そうめんは、小麦粉・塩・水で作りますが、細く伸ばす時に油を使います。

 

そこでポイントとなりますのが、パスタと同様にポストハーベストを使用した輸入小麦を使っていないこと、そして使われている油が何か?という点です。

 

農薬の影響を少なくするには国産小麦の方が一般の輸入小麦と比べて良いですし、遺伝子組み換えと酸化、そして溶剤の影響を出来るだけ避けるには、”植物油”とだけ表記された油は出来るだけ避けて下さい。

 

有機栽培小麦使用そうめん

 

 

国内産小麦使用そうめん

 

 

 

インスタントラーメンを購入する時のポイント

 

インスタントラーメンには多くの食品添加物が使用されています。ですので、インスタントラーメンばかりを食べていると体を壊す、というのは一度は聞いたことがあるかと思います。そして、それは事実です。

 

ですが、全く食べてはいけない、と言われるとやはりさみしいですから、こちらでは食品添加物の影響を受けにくいインスタントラーメンをご紹介します。ただし塩分は多めとなりますので、頻繁に食べられますとやはり体には害が出ますから気を付けて下さい。

 

なお一般的にインスタントラーメンと言えばカップに入ったラーメンを思い浮かべるかと思います。ですがカップラーメンの容器からは、発泡スチロール製であっても紙製であっても、容器に使用されている化学物質がスープに溶け出してきます。

 

ですので体に害の少ない食品を製造・販売するメーカーや会社では、カップ入りの即席麺は取り扱っていません。

 

また、中には「微量だから大丈夫」という意見もありますが、特に赤ちゃんや幼児の場合は、極々微量の化学物質の影響を受けることが確認されていますので、妊娠時、母乳育児中はもちろん、お子さんにもカップに入った即席めんは食べさせないようにして下さい。

 

動物性原料不使用 インスタントラーメン

 

 

 

春雨を購入する時のポイント

 

一般的な春雨は、中国産の緑豆デンプンを使用した「緑豆はるさめ」になります。ですが中国産の作物や原材料には常に安全性に不安が付きまといます。

 

実際、たんぱく質含有量を偽装するためにメラミン(プラスチック製品の原料)が添加され、さらに殺鼠剤が混入した小麦グルテンや米タンパク質がペットフードに使われ、犬や猫の大量死が起こったり、赤ちゃんの粉ミルクの原料となる牛乳にメラミンが添加され、赤ちゃんが死亡したり、腎臓に障害を持つことになった事件までもが起こっています。

 

また、鳥や虫が全くいない田んぼに、酷く汚染された河川等。農薬や薬物使用量の削減だけでなく、国民全体のモラルの向上が今も求められている状態です。

 

ですので、化学物質の影響を受けやすい乳幼児や、母乳育児中のお母さんは特に”中国産”は避けられた方が無難です。

 

さらに一般的な春雨には、色を白くするために漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)が、増粘剤としてミョウバン(アルミ)やCMC(カルボキシメチルセルロース)などが使用されています。(※表示義務はありません)

 

特に漂白剤とミョウバンは赤ちゃんには害がありますので、一般的な春雨は避けた方が無難です。

 

 

アルミについては下記のページでご紹介しております。
>> 子供の神経に影響が|なぜ規制?食品中アルミニウムの害

 

国内産・春雨

 

 

 

くずきりを購入する時のポイント

 

乾燥くずきりの原材料は、無添加の物であっても葛(くず)100%ではなく、じゃがいも澱粉を主にして作られているのが一般的なようです。

 

また一般的な葛きりに使われる葛粉は、漂白されていたり、じゃがいも澱粉やさつまいも澱粉が増量目的で混ぜてあるようです。

 

くずきり = じゃがいも澱粉+葛粉(本葛+じゃがいも澱粉+さつまいも澱粉)

 

ですので葛だけで作られた葛きりを購入したいと思われる場合は、”本葛”と明記されている商品を選んでください。

 

なお一般的な葛きりには、増粘多糖類等が添加されていることがありますので、食品添加物にも気を付けて下さい。

 

国内産・葛きり (葛粉100%)

 

 

国内産・くずきり

 

 

 

海苔を購入する時のポイント

 

一般的な海苔には養殖中、病気予防のために酸性の液体に浸します。それを酸処理と言います。また肥料として硫酸アンモニウムも使用されています。

 

その酸処理と化学肥料は、海や海にすむ生物、そして私たちの体にも影響を与えますが、海苔の味を悪くもしています。

 

また、一般的なメーカーの海苔には卵白が使われているという情報もありますので、卵アレルギーを持つ場合は一度メーカーに問い合わせされると安心だと思います。

 

無酸処理の海苔

 

 

 

ふりかけを購入する時のポイント

 

今では生タイプのふりかけも出てきていますが、食品添加物の影響が少ないのは乾燥ふりかけになります。

 

ただし甘みや塩気など複雑な味付けを求められる”ふりかけ”を安価な材料で作ろうとしますと、多くの化学調味料が使われることになります。

 

また、○○無添加、とあるものであっても、○○以外は使用されていますし、原材料に使用されている食品添加物(キャリーオーバー)は明記しなくても良いため、本当の安全性は消費者からはわかりにくくなっています。

 

さらに、”無添加”のふりかけによく使用されている”デキストリン”ですが、これはとうもろこしを原料に作られています。そして、そのGMとうもろこしは、遺伝子組み換えであるのが一般的となってきています。

 

遺伝子組み換え(Genetic Modification 略してGM)作物は、殺虫成分や、特定の農薬に対する耐性を与えた作物、となります。

 

そのため、今まで地球上に無かったタンパク質へのアレルギー反応だけでなく、特定の農薬をどれだけ散布しても枯れないようにしてあるため、残留農薬量も多くなり、各種アレルギーや癌との関連が問題視されています。

 

なお、デキストリンはトクホや健康食品にも使用されていますので、気を付けて下さい。

 

ですのでどの商品を選ぶときでも、まずは、”かつおぶし”や”しそ”など、食べ物として誰もが認識できる原材料だけが使われているものを、そしてできるだけ原材料に添加される防腐剤の影響を減らすために、動物性原料を避けて選ばれると良いと思います。

 

なお開封後の保存には、封をきっちりとし、冷凍庫でなさると酸化を遅らせることが出来ます。

 

ひじきが入ったふりかけもありますが、ひじきはヒ素を含有しているため母乳育児中や離乳食には向きません。

 

しそふりかけ

 

 

おかか昆布ふりかけ

 

 

 

干物・塩干物を購入する時のポイント

 

干物は魚などの海産物を原料としています。

 

ですが魚は酸化しやすく、例え塩だけを使って作られた干物であっても、母乳育児中には向きません。
(※塩干物には塩分が多く含まれるため、お子さんには2~3才過ぎを目安に塩分を抜いてから試してください。

 

さらに一般的な干物には酸化防止剤が添加してありますし、屋内で機械乾燥された干物の場合は特に、作業員の衣類や毛髪に使用される洗剤や柔軟剤に含まれる合成香料が付着する場合もあります。

 

ですので干物を試すのであれば、できるだけ空気質の良さそうな地域で天日干しされた天然塩(だけ)を使った商品を選ぶと良いです。

 

ただ、通常干物は3,4日しか日持ちはしません。また、冷凍された干物もありますが、冷凍であっても酸化は徐々に進みます。ですので購入なさる時には賞味期限まで日数のある商品を選び、なるべく早く頂くのが良いと思います。

 

ちりめんじゃこを購入する時のポイント

 

”ちりめんじゃこ” や ”しらす” は、主にいわしの稚魚を窯で茹で、その後乾燥させて作ります。(※乾燥具合によって商品名が変わります。)

 

ただし、足のはやい(傷みやすい)いわしは、母乳育児中や離乳食には向いていませんので、試される場合には少し大きくなられてからの方が良いと思います。

 

そして ”ちりめんじゃこ” も干物と同じく、塩だけが使われたものを選ぶようになさると良いです。また、保存は冷凍庫でなさると酸化を若干遅らせることが出来ます。

 

ただし、調子の悪い時には酸化の影響を避けるため、食べさせるのは控えた方が良いです。私の子供はかゆみを訴えました。

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 

日用品と食品の安全性を上げる、という基本を押さえれば食物アレルギーを持つお子さんでも食べられる物が増えます。少しずつ、無理なく頑張って下さい。応援しています。

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