米アレルギーや化学物質過敏症の方向け安全な米の試食方法と注意点
お米アレルギーを持つ方の多くは、小麦アレルギーもお持ちだと思います。
そうすると主食を探していることになり、他の食材のようにダメからと簡単に除去するわけにもいかず、悩みはより深刻となります。
こちらのページでは、米アレルギーや化学物質過敏症の方向けの、お米の試食方法と注意点をご紹介します。
ただし、強い米アレルギーをお持ちで、現在お米を一切食べていない方は、下記の記事を参考に、食と環境の両方を改善され、アレルギー反応レベルをできる限り落とされたうえ、主治医の指示を必ず仰いで下さい。
食物アレルギーでも生命は失われます。十分過ぎるほどに気を付けてください。
>> 食物アレルギーの本当の原因は?医師が認めたがらない改善方法
再度お伝えしますが、こちらから先は、発疹やかゆみ、アトピー性皮膚炎や下痢、体の痛みなどの、すぐに命に危険が及ばない程度の反応が起こる方向けの内容となっております。
ご了承ください。
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米の試食前に確認すること
試食には、安全性の高いお米を選ぶこと。そして比較がしやすいよう、ある程度体調を整えておくのが良いです。
安全性の高いお米を選ぶポイント
試食されるお米は、品種改良や農薬、化学肥料や硝酸態窒素などの影響を避けるため、以下の条件を満たしているお米がベストです。
- なるべく古くからある品種を選ぶ
- 種もみを自家採取している
- 無農薬・無化学肥料の栽培期間が30年近くある
- 肥料は与えないか、安全性が確保されている植物性たい肥のみを使用(※購入した飼料を与えていない合鴨農法のお米を除く)
- 粒が大きすぎず、立派でないこと
- 慣行栽培されている田畑から一定の距離が保たれている
- 工場などが近くに無い
上記の条件になった理由については、下記のページでご紹介しております。
>> 母乳育児中やアレルギー子は米の質に注意!栽培方法で症状に違いが
比較のため、ある程度体調を整えておく
お米を試される方は、常に体調の悪い方がほとんどではないかと思います。
ですが、他の要素が入ると判断が付かないことになりますので、悪いながらも体調はある程度整えておき、テスト期間中は普段と違う行動はなるべく避けるようになさって下さい。
なお、消化吸収しやすく、アレルギーが出にくい、体に負担の少ない食べ物については、下記のページでご紹介しております。
こちらは、体の発達が未熟な赤ちゃんの離乳食や、幼い子供、赤ちゃんに適した『成分』を送る必要のある母乳育児中の方向けのリストとなりますが、体調を崩している全ての年代に使えます。
試食は2週間連続で行い反応物が減少したか確認
単発で食べる食材とは違い、主食となるお米は体への影響が思ったより大きく出ます。
ですので、米の質が良ければ、他の反応物も減り、食べられる食材が多くなったりします。
逆に悪い場合は、反応物が増え、アレルギー反応も強くなり、人によっては体のあちこちに痛みが出てきたりします。
なお、今現在体に反応を起こしている成分がある程度出ていくまでに、おおよそ2週間必要です。ですので、テスト期間を2週間とし、基本的に毎日連続して試食します。
試食中のお米が良かった場合は、途中では気付かなくても、2週間目には良い変化が出ています。
米の試食中に悪い影響が出た場合は中止し、原因の究明を
他に何の要素も無いのに体調が悪い方に変化した場合、テストは中止です。
そして、安全なお米を選ぶための全ての要素が揃っていたのか、使用している肥料の原材料は何なのか、生産者によく確認なさってみてください。
肥料の原料に、農薬や化学肥料、遺伝子組み換え作物が使われていないか、肥料として使われた作物の土が放射線によって汚染されていないか(有機質肥料の材料が汚染されている場合が多々あります)、事細かく聞くことで、あなたや、あなたのお子さんが何に反応をしているのかを知ることが出来ます。
なお、全く合わないお米だった場合、早ければ一食頂いた後に、おそくても数日後には、持病の悪化や、新しい箇所に炎症がジワジワと起きたりします。
もっとも、私が一日目で反応したお米は、一般に販売されている苗(農薬&化学肥料使)を購入し、しかも昨年まで慣行栽培されていた田んぼのお米でした。
更に付け加えますと、数日後からじわじわと体中に炎症が起きたお米は、一般に販売されている苗を購入し、10年間無農薬・無肥料栽培されている田んぼのお米でした。
それは、私でも食べられるかどうか試してほしいと、とても自然豊かな場所で自然栽培をなさっている方から前述の2種類のお米を頂き、約40年間無農薬無化学肥料栽培をなさっている方のお米を食べている状態からの『逆テスト』でした。
栽培場所と水の条件はとても良かったため、不思議に思い、よくよく聞いたところ、苗は購入しているとのことでした。
その時は、本当によく聞かないと安全なお米にはたどり着かないのだという、大変良い経験をさせて頂きました。
なお、農薬と化学肥料を使用し栽培したお米から取った、種子消毒されていない種もみを使う方もおられますが、その場合、購入した苗から栽培されたお米より反応がとても小さいです。
ですので、もし妥協するとすれば、このラインかと思います。体の調子をみて、ですが。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。あなたの体調が少しでも良くなりますように。
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