その除去食必要?食物アレルギー反応を小さくする方法
食事途中や食後に口周りやお腹にぽつぽつと見られる赤い反応。
汗が出てきたり、顔色が悪くなってきたり、顔が腫れてぐったりしてくる、などになれば慌てて病院に駆け込む必要があります。(子供が1歳の時、初めて食べさせたヨーグルトでなりました)
しかし、ぽつぽつと出てくる赤い反応やかゆみ、また食べ続けると肌トラブルになったりする食べ物は、本当に食材そのものが原因で起こっているアレルギー反応なのでしょうか?
実は私の子供は、「食材」ではなく「商品」を選ぶことで、血液検査で陽性反応の出ている食物を取り続けています。
もしかすると、あなたのお子様も食材を限定した除去食を行う必要はないのかもしれません。
商品を選ぶことは、食材を除去した食事を作ることより楽ですから、試してみられてはいかがでしょう?
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血液検査で陽性反応が出ても食べられることがある
まず一般的なことからご紹介します。
近年、食物アレルギーを持つ方が年々増加していることから、食物アレルギー検査を受ける赤ちゃんや子供が増えてきました。
しかし、血液検査の結果から私たちがどうすれば良いのかを十分に説明できる医師が不足しています。
実際、私の子供が1歳の時にヨーグルトでアレルギー反応を示したため、後日血液検査をおこないました。そうしますと、牛乳・卵白・小麦・猫などいくつかの項目で陽性反応が出ました。
そこで医師からは、しばらくそれらの食物を除去するように、そして牛乳を再開するときには病院で試すように、と言われました。
そして月日が流れ、子供が4歳の時、保育園の入園準備のためにもう一度食物アレルギー検査をしました。その時、やはり同じ項目で陽性反応が出ました。
2回目は別の医師でしたが、血液検査で反応が出ても食べられる物もあるし、反応が出ていない食物で反応が出ることもある。だから血液検査は目安として考え、実際に反応が起こった食物を除去するのが良い、と言われました。
私はその時、「では血液検査は必要ないのでは?何のためにしているの???」と思いました。(実際には役立ちます。後述)
血液検査で反応が出ても食べられるわけ
生まれたばかりの赤ちゃんや乳児に起こる食物アレルギーの代表的なものは牛乳、鶏卵、牛乳、小麦、大豆などがあります。
実は、これらの多くは小学校に入るまでに耐性を獲得し、反応が出にくくなることがわかっています。(耐性を獲得し反応が出にくくなることを「寛解(かんかい)」という言葉でよく表現されています。)
これは、血液検査では陽性反応が出るのですが、実際に食べても皮膚にも消化器にも目立った反応が見られなくなる、ということです。決して今後いかなる時もアレルギー反応が出ない、または治った、というわけではありませんから、注意が必要です。
寛解(かんかい)とは
症状が一時的に軽くなったり、消えたりした状態。このまま再発せず治ることもあるが、再発する可能性もあり、様子を見る必要のある状態
ですから深く考えなければ、年齢が上がるごとに少しずつ食べることが出来るようになる=血液検査で反応が出ても食べられる、ということになります。
しかし、いくら年齢が上がっても食べられない方もいますから、要注意です。
年齢が上がっても耐性を獲得しにくいのは?
一般的には鶏卵・牛乳・小麦・大豆アレルギーは耐性獲得しやすく・そば・ピーナッツ・ナッツ類・甲殻類・魚は耐性獲得しにくいと言われています。
しかし血液検査で陽性反応を示した食物が、たとえ一般的に耐性獲得しやすいと言われている食物であっても、2個以上の食物アレルギーを持っていたり、アトピー性皮膚炎・喘息・アレルギー性鼻炎・花粉症など、他のアレルギー症状を持っている方や、既にアナフィラキシーを起こしたことがある方は寛解率が低いようです。また、ピーク時の数値が高い場合も同様のようです。
参照:「食物アレルギーの診療の手引き2014」食物アレルギー研究会
ですから、安易に年齢が上がったから食べさせてみよう、というのは危険です。必ず自身でも知識を持ち、医師に相談の上試してください。
次に死亡リスクのあるアナフィラキシーについてご紹介します。
死亡リスクのあるアナフィラキシー
蕁麻疹、発熱反応、血圧低下等をアレルギー反応といい、複数臓器に、全身性にアレルギー症状が見られ、生命に危機を与える可能性のある過敏な反応をアナフィラキシーといいます。
アナフィラキシー診断基準
以下の3項目のうち、いずれかに該当すればアナフィラキシーと診断します。
1.全身の発疹、かゆみ又は赤くなるなどの皮膚症状、または口唇・舌・口蓋垂(「のどちんこ」のこと)が腫れるなどの粘膜症状のいずれかの症状があり、数分~数時間以内に急速に起こる症状に、下のa,bのどちらかが同時に起こった場合。
+
2.一般的にアレルギーの原因となる食物を食べてから、数分~数時間以内に急に起こる以下の症状が、2つ以上同時に起こった場合。
3.アレルギーの原因となる食物を食べてから数分~数時間以内に血圧が低下した場合。
画像引用元:「アナフィラキシーとその対応」香川県立中央病院
なお、アナフィラキシーでの主な死亡原因は、血圧の低下(循環不全)と気道が腫れて塞がり、呼吸障害を起こしたものです。
それらのアナフィラキシーショックでの死亡を回避する応急手段として、エピペン(アドレナリン)の筋肉注射があります。アドレナリンによって気管支を広げ、心臓の機能を増強して血圧を上昇させ、ショック症状を改善させることができます。
しかし、エピペンはあくまでも応急手段ですので、エピペン注射が必要となった時点で、すぐに病院に連絡を取る必要があります。
なお、アナフィラキシーショック症状が治まった後に、再度症状が現れることが稀にあります。(1~8時間後が多いようですが、78時間後の報告もあるそうです。)この症状は最初の症状より弱いことも、同じくらいのことも、強いこともあり、死亡例もありますから、数日間は注意が必要になります。
またアナフィラキシーショックによる死亡数は、食物<虫刺され<静脈注射 と順に高くなり、心肺停止までの平均時間は逆に、約30分>約15分>約5分と、静脈注射が一番早く、食物が一番遅くなります。それでも約30分しかありませんから、食物アレルギーを軽んじることなく、十分に注意することが必要です。
参照:「アナフィラキシーとその対応」香川県立中央病院
「アナフィラキシーガイドライン」日本アレルギー学会
次に食物アレルギー症状をご紹介します。
食物アレルギーにより引き起こされる症状
食後(授乳後)数分から数日の間に下記の症状が出る場合は食物アレルギーの可能性があります。
皮膚症状
痒みを感じる、蕁麻疹、手足の先が腫れあがる、赤み、湿疹
粘膜症状
<眼症状>
目が赤くなる・腫れる・かゆくなる・涙が出る・まぶたが腫れる
<鼻症状>
くしゃみ、鼻汁、鼻づまり
<口腔咽頭症状>
口の中・唇・舌の違和感や腫れ、のどの痒み・イガイガ感
消化器症状
腹痛、気持ち悪くなる、吐く、下痢、血便
呼吸器症状
喉がしめつけられるような苦しさ、腫れ、しわがれた声、咳、ゼイゼイと言い始める、呼吸困難
アナフィラキシーでご紹介しましたが、これらの症状のうち呼吸器症状が出た場合、また、一見たいしたことが無さそうでも2種類以上の症状が同時に現れた場合も、急激に症状が進み、生命に危険が及ぶ可能性があります。即座に救急車を呼んで下さい。
しかし、皮膚・粘膜症状や消化器症状が単独で起こり、またとても軽い症状であった場合は、少し冷静に状況を判断することができます。
また、アレルギー検査で反応が無かった食物であっても、食事中・食事後数日以内に何らかの症状が現れる場合、原因を絞り込むために日頃から観察をして下さい。
特に小さな子供は症状を説明することができませんから、大人が日頃から観察してあげることが重要となります。
食事を嫌がる場合、もしかすると口の中に違和感を覚えているのかもしれません。そういった場合は目で確認することが出来ず、判断に困ります。しかし、何を食べた時に嫌がるのかを日頃から観察することで解決策が見えてきます。
食べられるようになるヒント!その他のアレルギー症状を抑えてあげることで症状が緩和できる
前述致しましたが、年齢が上がっても耐性を獲得しにくいのは、アトピー性皮膚炎・喘息・アレルギー性鼻炎・花粉症など、他のアレルギー症状を持っている方となっています。
逆に言いますと、こちらの症状を抑えてあげることができれば、安全に食べられるようになる可能性が高くなる、ということです。
実際に私の子供がそうでした。(私の子供は化学物質で体調を崩す化学物質過敏症(CS)に近い反応をします)
またそれらの症状が無い方でも、食物アレルギー反応を小さくすることができますので、参考になさって頂けますと幸いです。
アトピー性皮膚炎・喘息・アレルギー性鼻炎などの原因
実は上記の症状は、身の回りにある化学物質が原因の一つとなって起こっています。
その体に影響を与える化学物質は、野菜だけをみましても、育てる時病気を予防したり、虫がつかぬよう使われる農薬、早く大きく育つように使われる化学肥料、出荷後に店頭で長く、見栄え良く陳列できるよう使われる保存剤や鮮度保持剤などの添加物があり、日常的に使われています。
私たちは、加工品で無く、食材そのものを購入するだけで多種多様な化学物質を取り入れています。それが加工品になりますと、添加物の種類が極端に増え、総摂取量は年間4㎏とも言われています。
食品添加物についての安全性については賛否両論あります。しかし、私が子供を育ててきた中でわかったことは、極力避けた方がトラブルが少ない、ということです。
また、販売する側や安全だという主張する側は常に、添加物を単体で、ある一定期間調査し、問題が無い、とします。しかし実際には、食品添加物は単体ではなく、数十種類を継続的に摂取します。
更に言いますと、農薬や食品添加物だけでなく、シャンプーや洗剤、柔軟剤などの日用品に使用されている化学物質からも影響を受けるわけなのですが、食品添加物などと合わせ、総合的に影響を考慮した主張はみられません。
敢えていうなら、現在環境省がエコチル調査をおこなっています。これは、身の回りにある化学物質が子供にどう影響を与えるかについて総合的に調査をおこなってるものです。しかし、食品添加物は含まれていません。
>> エコチル調査をご存知でしょうか?結果が出る前に行動を!
なお食物アレルギーを持つ乳幼児は、アトピー性皮膚炎や鼻炎、喘息症状等、他のアレルギー疾患も発症している場合が多いと思います。
そして食べ物だけに注意してもなかなか完治までには至らない。これは毎日、毎日気を張りながら頑張り続けている事だけに、とても辛く感じます。しかし上記で述べたように、理由はきちんとあるのです。
また、食物アレルギー以外の症状を”抑える”のではなく、どのアレルギー疾患の症状も出ない状態に持っていくことができれば、自然と食物除去のレベルは減り、また命に関わるような症状の発症もぐっと減少させることが可能となるでしょう。
詳しくは下記のページにてご紹介しております。本ページと合わせて読んで頂ければ、改善への大きなヒントを得られるかと思います。
>> 食物アレルギーの本当の原因は?医師が認めたがらない改善方法
食品に話を戻します。
近年では「遺伝子組み換え」という素晴らしい技術によって作り出された食物も大きな問題となっています。実は、今まで人類が食べたことの無い成分を持っているため、私たちの体はそれらを排除しようと動くのです。
それがアレルギー反応です。
食べ物だと体が認めていないものを食べたことによって起こっています。
逆に言いますと、それらの食物を取らなければアレルギー症状をある程度抑えてあげることができ、さらに日用品を体に優しいものに変更することによってほぼ症状は見れなくなります。
ほぼ、と言いますのは、家本体や家具、家電などからのVOC(揮発性有機化合物)や保育園や学校などで使用される薬剤や教材などのVOC、教職員や児童が使用している化粧品や柔軟剤などから発生するVOCなど、家庭でもすぐに対処できないものや、家庭外での暴露がかなりの量あります。
ですから、食事と日用品を安全なものにしてあげても100%症状が出ない、ということにはならないのです。
しかし、アレルギー症状を起こしている本人はとても、とても楽になります。
そして、楽になれば学業にも打ち込めるようになります。
痒みや痛みがあり、また、鼻が詰まっていて、集中して勉強できますか?
アレルギー検査で陽性反応のある食物を実際に食べさせる
アトピー性皮膚炎や喘息・アレルギー性鼻炎などの症状を緩和できる、体に安全な食物の選び方は、今読んで下さっているこちらの章で詳しくご紹介しております。
また、各種アレルギーの原因の一つとして、シャンプーや洗剤、柔軟剤などの日用品があげられます。食べ物だけでなく、日用品も合わせて体に優しいものに変更されますと、かなりの効果があります。
ただポイントは、家族全員安全なものに替えることです。アレルギーを持っている本人だけ安全なものに替えても、家の中に各製品からのVOCが発生し、それを吸入することによって症状が出ます。
なお、日用品についての詳細は下記の章になります。ご一読頂けますと幸いです。
そして、アレルギー反応を起こすものや反応を強くするものを避け、体調が良くなりましたら、以下を参考にして試してみて下さい。
なおステロイド剤などの薬剤によって症状が出ていない場合があると思いますが、これは、症状を薬で抑え込んでいるだけです。その場合には体への負担を大きくしますので、危険です。試さないでください。
また、「厚生労働科学研究班による食物アレルギー診療の手引き2014」によりますと、アトピー性皮膚炎の保湿剤によるスキンケアでは、食物アレルギーの発症予防効果は証明されていない、とあります。
体内で炎症反応が起きているのに、薬剤の継続使用で表面だけキレイにしても(なったように見えても)意味が無い、ということです。
2017年11月16日追記: 医師のもとで食物アレルギー治療を受けていた子供が心肺停止 脳に障害
2017年11月14日、神奈川県立こども医療センターは、食物アレルギーを治療する臨床研究に参加していたお子さんが、アナフィラキシーショックを起こして一時心肺停止となり、緊急搬送されたものの、脳に障害が起こったことを発表しました。
この治療法は、食べさせて治すという『経口免疫療法』というものですが、今回の件を受け、全国の医療機関に対して注意喚起が行われています。
朝日新聞 DIGITAL(2017.11.14)
>> 食物アレルギーの子、臨床研究で一時心肺停止 脳に障害
体に炎症が起きる、食物アレルギー反応が出やすい生活を続けていて、さらに負荷を与えるのは大変危険です。
ちょっとしつこいですが、あなたのお子さんも、私の子供と一緒にこれからの世界を支えていく大事な存在です。ですのでもう一度書きます。
アトピー性皮膚炎や喘息、鼻炎などのアレルギー症状が出ている、また腸の活動が弱くなり便秘となって排出能力が落ちているなど、体調が万全でない場合は、試さないでください。
反応を見ながら少しずつ食べさせる
まずは前述しましたように、体調が万全な時におこなうこと、アレルギー検査での数値が高くないことが最も重要な条件です。また、耳かき一杯ほどの量から試してみることも必要です。
そして1度食べさせ、反応が無ければ3日ほど空け、再度食べさせてみて、それでも大丈夫なら・・・といった具合に、少しずつ回数と量を増やしてみて下さい。
その際、2週間程でやっと反応が出ることもありますから注意して下さい。(じわじわと炎症が起きる状態で、かゆみや便秘などの症状の他、他のアレルギー症状などの悪化などにつながります。)
また、反応が無い(ように見える)から他の食材も一緒に、というのは負担がかかりすぎ、反応が大きく出ることもあります。
最低1か月は単体で行うようにしてください。
では私の子供が血液検査で陽性反応が出た食材と、陰性でも反応が出た食材、そして反応が出た食材でも食べられたものをご紹介ます。
血液検査で陽性反応だった食物
卵
平飼いで飼育され、輸入穀物でも配合飼料でも無く、地場の野菜を食べている鶏の卵であれば、私の子供供は問題なく食べています。
平飼いは一つのポイントとなりますが、それに合わせて重要なことは、薬剤使用の有無と何を食べさせているか、ですので気を付けて下さい。
なお、硬く茹でた黄身から試してください。
牛乳
低温殺菌(65℃ 30分)のノンホモ牛乳で瓶に入った商品は飲んでも反応は出ません。
その牛乳は岐阜県飛騨地方にある飛騨酪農のノンホモ牛乳で、飼料は非遺伝子組み換えになります。また飼育場所が山間部ですので、空気が良い環境で飼育されているというのもポイントかもしれません。なお、卵も山間部で飼育されています。
ちなみに、85℃中温?殺菌で紙パックに入っている給食で出される牛乳は臭く、においが違うそうです。(私の子供は飲んでいませんが、におってくるそうです)
なお、1歳になってすぐの時、初めて生乳100%のヨーグルトを食べさせ、15分程で以下の症状が出たために病院に駆け込んでいます。そしてその時に初めてアレルギー検査をしました。
【顔の赤み、むくみ、まぶたの腫れ、脱力、眼は開けているが話さない、動かない、汗】
小麦
体に優しい作物は無農薬・無化学肥料栽培または、有機栽培や肥料さえも与えない無肥料栽培によるものです。
ただし、いくら有機栽培しても、刈り入れ後に薬剤を使用した時点で「有機栽培」ではなくなりますので、小麦の輸送中や保管中に虫が付かないように使用される農薬などを避けるには、それらを目安に購入されると良いと思います。
私の子供は国内産の無農薬、無化学肥料栽培や国外産であっても有機栽培であれば問題なく食べています。
血液検査で陰性だった食物
米
無農薬・無化学肥料栽培で、大きさが立派でなく、なるべく古い品種が良いです。我が家ではコシヒカリを食べていますが、種もみも何十年も前から自宅で採られているものです。
近年品種改良されたものは体が受け付けない=アレルギー反応を起こすことがありますから気を付けて下さい。
また、砂糖の原料であるサトウキビはイネ科の食物です。ですから米アレルギーを持つ場合はてんさい糖になさる方法もあります。しかし白砂糖の取りすぎが米アレルギーの原因との説もあります。ですから、もしかしますと白砂糖から粗精糖に変えることで、米アレルギー反応が少なくなるのかもしれません。
なお通常栽培のてんさい糖は、かなりの量の農薬を使用しているようです。農薬はアレルギー反応の促進効果がありますので、商品はしっかりと選んでください。
トマト
大玉は反応を出しやすいですが、ミニトマトは反応したのを見たことがありません。
トマトケチャップ
有機栽培のトマトを使用したものをいくつか試してみましたが、創健社のトマトケチャップだけ、3才を過ぎた頃から食べられるようになりました。しかし他の商品は9歳になった今でも頬がガサガサになります。
他の商品でもそうですが、有機栽培の作物を使用しても製造工程で体に反応する何かを使用していることがよくあります。これはラベルを見てもわからないこともありますから、普段と違うものを試してみるときにはよく観察してください。
豆
無農薬・無化学肥料であれば、豆そのものは問題なく食べています。
しかし、豆腐などの製品になると反応します。これも製造工程や添加剤に問題があるようです。
国内産の有機豆とにがりで作られた豆腐は食べられます。
チョコレート
有機栽培のカカオを使用し、乳化剤や乳製品が入っていない決まった商品を食べています。が、5歳の時一度だけ蕁麻疹が出ました。
しかしいつも食べている商品を、普段通りの体調の時に食べており、なぜ症状が出たのかはわからずじまいでした。
魚
水揚げされた段階から食中毒の原因となるヒスタミンが生成されます。ヒスタミン生成が少ないのは白身魚です。いずれにせよ鮮度が命ですので、信頼のおけるお店でお子様の様子を見ながらお店を選んで購入してください。
煮干し
干物にはヒスタミンが含まれます。そのせいかよく反応しました。出汁は昆布で取られると反応が少ないと思います。
あと、作ってから時間の経ったものによく反応しました。「酸化」がいけないようです。特に油脂を含んだものに気を付けて下さい。
そして、加工品は基本的に避けて下さい。どうしても、という時には食品添加物の有無を確認してください。
血液検査で陽性反応が出た食物や陰性であっても反応の出た食物は、体調不良の時には完全に外す
反応の有る無しに関わらず、血液検査で陽性反応が出た食物と、実際に反応が出た食物は、熱が出たときや体調の悪い時には食べさせないで下さい。
お子様の体が治癒に全力投球できなくなります。
また、赤ちゃんが蚊に刺された時は重症化しやすいのですが、肉や魚、豆などのタンパク質、その他に血液検査で陽性反応あったもの、陰性であってもアレルギー反応が出たものを完全に抜きますと、悪化して汁が出てぐちゃぐちゃになり範囲が広がっていくことも、かゆみが長引くことも無くなります。
なおその際には、赤みが消えてふくらみが無くなり、また他の部分と色の区別が無くなり完全に治癒するまで抜いて下さい。
約1週間です。
ですが、これくらいで良いかな?と中途半端に食事をもとに戻しますと、ぶり返し、結果除去期間が延びます。そうしますと、作る側の苦労もさることながら、除去されている側の精神面、そして栄養面が気になります。
詳しくは下記のページにてご紹介しております。ご一読いただけますと幸いです。
>> 赤ちゃんの虫刺され後は食事に注意!腫れ・かゆみが早く引く方法
なおその時の食材は、母乳育児中や離乳食で食べていた消化に良い食べ物だけにしています。下記のページに載っておりますので参考になさって下さい。
最後に
私の子供は食材を選び、日用品を替えることで食物アレルギー反応をとても小さくすることが出来ました。しかし、もともと卵白でクラス3、小麦でクラス2、牛乳でクラス1と、レベルが低かったことが幸いしていると思います。ちなみに猫のフケもクラス2ですが、2匹飼っており、問題なく暮らしています。
しかしこれらは、日用品などの他の要因を外しているために反応が小さくなっているため、とも言えます。
いずれにせよ個々によって状態が違いますから、アレルギー反応が出ている食物を食べさせる時には、前述しました注意事項をよく読んで頂き、さらに医師に相談のうえ、くれぐれも、充分に注意して試してください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
お子様と食事を作る方の負担が少しでも軽くなりますように。
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