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なぜ肉を食べると病気に?健康な肉を食べるための家畜の生き方とは

なぜ肉を食べると病気に?健康な肉を食べるための家畜の生き方とは

 

なぜ肉を食べると病気に?健康な肉を食べるための家畜の生き方とは

アニマルウェルフェア

日本人は、肉を多く摂取するようになってから生活習慣病やアレルギー疾患が増えてきた、だから肉は取らない方が良い。いや、肉そのものよりも化学調味料や発色剤などの食品添加物が大きな原因となっている・・・

 

などなど、”肉”について害があるとする意見を聞くことが度々ありませんか?

 

私自身は、”肉は悪い”や、逆に”肉は体に良い”として、過ぎた拒否や、過ぎた量を食べず、程ほどであれば良いのでは?という考えを持っています。

 

ただ、味付けをしていない肉そのものを食べて美味しく感じなかったり、食物アレルギーや湿疹が出たり、体調を崩すような肉は”食べない方が良い”とは思います。

 

それは、個人の好みもあるでしょうが、質が良くない=飼育方法が良くない=健康でない家畜の肉の場合がほとんどだからです。ただし、環境(日用品などの安全性)とのバランスも重要ですが・・・。

 

 

食物アレルギーと環境との関係性ついては下記のページにてご紹介しております。
>> 食物アレルギーの本当の原因は?医師が認めたがらない改善方法

 

 

こちらのページでは、肉として私たちに食べられてしまう家畜たちが、最期の瞬間を迎えるまで動物らしく生きる権利を唱えたアニマルウェルフェアの必要性と、日本の現状についてご紹介いたします。

 

子供たちを様々なアレルギーや病気にさせない根本、それは健康に育った命(家畜)を必要な分だけ頂くことにあります。


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アニマルウェルフェアとは?

イギリス

アニマルウェルフェア(Animal Welfear 略してAW)とは、下記の5つの自由を家畜に与えるべきだ、とするイギリスを発端にした動物福祉の考え方になります。

 

<5つの自由>

  1. 飢えと渇きからの自由 ― 新鮮な水と、十分な健康と活力を維持する食物をすぐに利用できることによる
  2. 不快からの自由 ― すみかと快適な休息場所を含む適切な環境を与えることによる
  3. 痛み、怪我、病気からの自由 ― 予防あるいは速やかな診断と治療による
  4. 正常な行動を発現する自由 ― 十分な場所、適切な施設、および同じ種類の動物との交流による
  5. 恐怖と苦痛からの自由 ― 精神的苦痛を避ける条件と扱いの確保による

参照:農林水産省 平成25年度海外農業・貿易事情調査分析事業(欧州)報告書 第Ⅲ部 EUにおける動物福祉(アニマルウェルフェア)政策の概要

 

えっ?と思いませんか?しかもこれらは日本には浸透していない考え方になります。

 

そしてそれは、今現在私たち日本人が普段食べている肉=家畜はそれらの自由が与えられていない、ということを指します。

 

実際日本で飼育されている鶏の多くは、羽を広げることも歩くことも出来ないカゴ(バタリーケージ)の中にいます。

 

そして本来きれい好きの豚は、糞尿にまみれ強いストレスを抱え、様々な病気に苦しみ、多くの牛は体より少し広いだけのコンクリートの上で、頭を固定され、歩くこともできず、ただ生きています。

 

自由を奪われた牛


↑は観光牧場で撮りました乳牛の写真です。通常の牛舎ではこのようにきれいな状態ではありませんが、牛に与えられた広さ(割合)はどこも同じです。

 

涙を流す牛


↑では、牛は涙を流しています。また、目が充血し飛び出たようになっている牛もいました。

 

しかしこれは、観光客が時には幼い子供を連れて入る牛舎の様子です。実際には目を覆いたくなる事実の上に私たちの生活が成り立っています。

 

麻酔無しで行われる角・くちばし・尾・生殖器等の切断、卵を産ませるための2週間に及ぶ水と食料の停止、と殺前に体をきれいにする為真冬でも屋外で行われるシャワーや、と殺場に向かうのを嫌がる牛の尾骨を折る行為・・・。

 

こちらのページではこれ以上は書きません。いえ、私には書けません。

 

もし現実を直視する強い気持ちをお持ちでしたら、アニマルウェルフェア・去勢・バタリーケージ・強制換羽(きょうせいかんう)などのキーワードで調べてみて下さい。

 

ただ後述致しますが、そういった飼育方法を取っている方々を一方的に非難することはしてはいけません。そういった方法を取らざる得ない状態を作った政府に問題があります。

 

話を戻します。

 

彼らは歩く自由も与えられず、生態を無視しコストに見合った広さで出荷時まで生かしておく為や求める味に育てるのに問題となる部位の切断による、または慢性的な病気による痛みに耐え続け、最期の瞬間までただ生産物として扱われる恐怖、悲しみなどの様々な非常に強いストレスを受け、日も当たらない畜舎でただ体を大きくする為に食べ続ける。

 

しかもそれらの家畜が本来食べるべきではない種類の飼料と、薬剤を。

 

そして伝染性の病気が流行りますと、産業廃棄物として大量処分されることになる。

 

このような生き方(と言えるのか?)をし、健康でない彼らを無事出荷時まで生かしておくための様々な薬剤が使用された肉を食べることが、現代の様々な病気の原因の一つとなっているのです。

 

病気の家畜の肉が当たり前に流通

 

実際、2016年3月24日に公表されました厚生労働省の2014年度食肉検査等情報還元調査によりますと、日本全国で牛で66%、豚で61%、鶏で※2%が一部廃棄、要するに、出荷に適さない部位を取り除いて出荷がなされています。

 

頭数

と殺頭数

1,152,905

と殺禁止

59

全部廃棄

9,321

一部廃棄

758,682

 

頭数

と殺頭数

16,040,782

と殺禁止

499

全部廃棄

18,340

一部廃棄

9,707,369

 

頭数

と殺頭数

749,714,390

と殺禁止

3,091,613

全部廃棄

6,502,824

一部廃棄

18,270,081

 

鶏は、と殺禁止と全部廃棄の数が牛や豚に比べ非常に高い割合となっています。

 

と殺禁止とは、肉を得るために殺すことを禁止することで、伝染病等にかかっている場合が該当します。

 

なお仙台市が公表している牛の一部廃棄内訳は、以下のとおりです。

肝臓
肝出血・肝炎・肝膿瘍・富脈胆・鋸屑肝・肝包膜炎

 

枝肉
筋出血・筋水腫・筋変性・関節炎

参考文献:仙台市 「牛の生産者および出荷者の皆様へ ~平成 26 年度 と畜検査結果(牛)~」

 

肝臓にはいくつもの働きがありますが、有害物質を体外に排泄する解毒という働きも行っています。そこに障害があるといういことは、有害物質が体内に多く残されている肉だ、ということになります。

 

また、各部に炎症を起こしていることが見て取れると思います。そしてこれは子供たちのアレルギー疾患の増加と密接な関係を持つでしょう。

 

なお枝肉にみられる出血(スポット)の原因は、京都市「牛の多発性出血斑(スポット)について」によりますと、 下記のようにまとめられています。

 

出荷する牛の品種や性別,生体重量などの違い,飼育環境や輸送によるストレス,ビタミン制限等の飼料による高血圧や血管の脆弱化など多岐にわたる要因が影響していると考えられる。

 

いずれにせよ、健康な牛では無さそうです。

 

 

なお、そうした家畜を生き物として扱わない飼い方にイギリス国内で疑問が投げかけられたのが1960年代のことです。

 

 

動物の福祉が考えられ始めた背景

 

1960年代

 

近代の「アニマルウェアフェア(Animal Welfare)」の考え方は、1960年代イギリスで密飼いなどの畜産方法について問題提起され、1965年、英国農業省が設置した※ブランベル委員会が、「すべての家畜に、立つ、寝る、向きを変える、身繕いする、手足を伸ばす行動の自由を与えるべき」とする基準原則を提唱したことによるものです。

 

※ブランベル委員会=集約的畜産システムの下にある農用動物の福祉に関する調査のための専門家委員会

 

なおその1960年代は、急激に近代化が進み、家畜だけでなく工業化された食品全体への問題提起が数多くなされた年代でした。

 

1960年代後半に言われ始めた環境ホルモン=内分泌かく乱物質の危険性については下記のページにてご紹介しております。
>> 環境ホルモンから子供を守る!生殖能力だけでなく知能にも影響が

 

そしてイギリスの農用動物福祉審議会(FAWC)はブランベルの5つの自由を元に、動物福祉の理想的な状態を定義する枠組みとして「5つの自由」をまとめ、その後「5つの自由」は、同審議会により1992-1993年に手直しされました。

 

それが上記致しました<5つの自由>になります。

 

イギリスからEU各国そして世界へ

 

イギリスからEUへ

 

その後<5つの自由>という考え方は、英国からEU各国、米国、カナダ、オーストラリアなどに広まりました。そして多くの立法の基礎となったり、生産者団体や関係者が独自にガイドラインを設けて取り組んでいます。

 

家畜として育てられている以上、一定期間の生育後にと殺は免れないとしても、最期を迎えるその時まで出来るだけ生き物らしい生活をさせる。

 

そのアニマルウェアフェアの考え方が結果として家畜の病気を少なくし、病気で無い家畜を食べることで、ヒトの病気をも減らしていくのです。

 

また最近では、英国の農用動物福祉審議会(FAWC)の後継組織、農用動物福祉委員会(FAWC)は、動物福祉の最低基準は5つの自由を上回るべきであり、動物が自身の観点からみて生きるに値する生活を送っているかどうかに照らして定めるべきである、とし、更なる福祉の向上を提案しています。

 

しかしイギリスがEUを脱退することは決まっていますので、現在の<5つの自由>を上回るものを強くEU各国に広めるのは難しいのではないかと、私は思っています。

 

また、アメリカのトランプ大統領は2017年1月24日、環境問題にかかわる複数の省や局に情報発信を控えるよう指示したようです。

 

[ワシントン/シカゴ 24日 ロイター] - 複数の関係筋によると、トランプ米新政権は先週以来、環境問題に関わる複数の省や局に情報発信を控えるよう指示している。地球温暖化に懐疑的で環境規制の削減を目指す新政権が、政権の主張に沿わない意見や科学研究を封じ込める手段に出た様子だ。

 

引用:トランプ政権が環境関連の政府機関にかん口令 意見封じ込めか ロイター1/25(水)13:21配信

 

1960年代、経済優先で近代化を進める中で問題提起され、やっと改善が進められてきた様々な事柄が今後どうなっていくのかを注視すると共に、より一層産地や飼育状況をよく見て購入する必要が出てくると思います。


日本でのアニマルウェルフェアの動き

豚

日本でも少しずつアニマルウェアフェアの考え方を取り入れた方が結果的に良いのではないか?と考える人が増えてきました。

 

前述致しましたように、牛や豚・鶏などの家畜をそれぞれの生態に見合った方法で育てることは、健康な家畜が増えることに繋がります。

 

そうしますと結果として酪農家の治療にかかる負担や世話にかかる時間、精神的な疲労を少なくすることができるからです。

 

また、農林水産省でもアニマルウェアフェアについて情報提供を行っています。
>> 農林水産省 アニマルウェアフェアについて

 

ですが畜産業を実際に行っている現場では大変数多くの問題を抱えており、なかなかアニマルウェアフェアの考えを取り入れることが難しい状況にあります。

 

  • 生き物を相手とするため、365日休日が無い
  • 若者が定着せず人手不足
  • 若者が少ないために新しいことにチャレンジする精神的な余裕が無い
  • 家族経営が多く、資金、土地共に余裕が無い
  • 価格が労働力と見合っていない

 

問題点をあげればきりがないのですが、引き取り価格が低い事が最も大きな問題だと思います。

 

当たり前のことですが、どんなに良い考え方であったとしても、酪農家が生計を立てることが出来なければ広まることは無いのです。

 

そして厚生労働省の食肉検査等情報還元調査によりますと、2001年度から2014年度までに畜舎数は半分以下に減少しています。
(2010年に更新されている2002年のデータに違和感を感じます。合っているのでしょうか?)

 

畜舎及び家きん舎数の推移

 

年度

総数

2001年 8,687 5,165 3,522
2002年 12,297 (↑+3,610) 8,473 3,824
2003年 6,702 (↓-5,595) 3,972 2,730
2004年 6,234 (↓-468) 3,724 2,510
2005年 5,758 (↓-476) 3,344 2,414
2006年 5,295 (↓-463) 3,043 2,252
2007年 5,769 (↑+474) 3,660 2,109
2008年 5,214 (↓-555) 3,444 1,770
2009年 4,257 (↓-957) 3,187 1,070
2010年 4,366 (↑+109) 2,905 1,461
2011年 4,181 (↓-185) 2,830 1,351
2012年 3,947 (↓-234) 2,660 1,287
2013年 3,905 (↓-42) 2,580 1,325
2014年 4,120 (↑+215) 2,803 1,317

 

私見ですが、畜舎の減少には、”やりがい”も影響を与えているのではないかと思います。目を塞ぎたくなる現実を受け入れ、生き物をただ物として扱うことに、あなたはやりがいを感じますか?また、正常な精神で続けられるでしょうか?

 

今従来の畜産業をなさっている方、特に養鶏場の方の心情を考えますと胸が痛むのは私だけでしょうか?

 

2014年度には、全国でと殺禁止と全部廃棄となった鶏の数は約1000万羽になるのです。そして鳥インフルエンザが出たといっては大量処分を強要されます。

 

今後の世界の動きを注視し、自ら行動を起こすことが必要

 

病気の家畜を食べない

 

最も畜産農家が恐れていたTPPについては、トランプ大統領の離脱決定により、もしかしますと影響が少なくなるかもしれません。ですが次は2国間協議が問題視されています。

 

ホルモン剤を投与し本来食べるべきでない濃厚飼料を与えて早く生育させたアメリカ産の肉が安価で大量に入ってくることになれば、日本はアニマルウェルフェアどころか、畜産業そのものが根幹から揺らぐことになります。

 

なぜ安いのか?なぜ食品添加物を使用しないといけないのか?なぜ鳥インフルエンザやサルモネラ菌、O-157が度々出てくるのか?これは、将来子どもを授かりたいと思っている方、そして今現在子育てを行っている方は特に慎重に考える必要があります。

 

私たちが病気の動物を食べない、家族に食べさせないよう行動すること。それは結果としてアニマルウェルフェアを日本で広めることになり、畜産業を支えることに繋がります。

 

 

安全な肉はどこで売っているの?

 

家畜を健康的に育てておられる畜産農家は日本にもいくつかあります。

 

そしてその中の一つ、北海道の知床興農ファームさんの牛肉と豚肉は、決算方法などで信頼のおける楽天市場内知床興農ファームWEB直売店有機家さんで購入することができます。

 

そして鶏肉については、これからを生きる子供を持つ親として安心して購入できる商品は、申し訳ないとは思いますが、楽天市場内には2017年1月26日現在ありませんでした。ですので生活クラブさん等の安全食材を提供して下さるところから、しっかり商品説明を見て、ご自身で調べて購入なさると良いと思います。

 

結果(体調の良い変化)は数日では出ませんが、数年後、十数年後には大きな違いが必ず出てきます。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 

全ての子供達が無事次の世代へと健康な命を繋いでいけますよう、願っています。


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