授乳間隔が3時間空かない!時間を調節する方法
「母乳を赤ちゃんにあげる間隔は3時間毎ですよ」と聞くのは簡単?ですが、実際には3時間も経たずに赤ちゃんが泣きだしたりして休む時間が無くなることはよくあることです。
そうしますとお母さんは疲れ果てて母乳が出ない→母乳の出が悪いから授乳時間が1時間かかり→授乳終了後間も無く赤ちゃんが泣きだしまた授乳→1日中授乳!?という恐怖の堂々巡りになることも。
これでは育児ノイローゼになるのも時間の問題です。
こちらのページでは、授乳間隔を3時間空ける方法をご紹介します。今しかない母乳育児を楽しめるお手伝いになれば幸いです。
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お腹が空くから3時間空かない!始めは無理して完全母乳にこだわらないこと
粉ミルクで育てるより母乳で育てられた赤ちゃんの方が太りにくかったり、肌で触れ合う時間が長いので成長した後にメンタル面で強くなれたり、顎をしっかりと動かして飲むことになるので歯並びが良かったりと、他にもいろいろとプラスの面があります。
ですが、だからといって初めから完全母乳で頑張るわ!と決めてかかる、または母乳しかあげてはいけない!と思い込むのは、お母さん自信を追い詰めてしまい育児ノイローゼの原因にもなってしまいます。
まずは絶対こう!!!という枠をしばらく取り去ってみて下さい。ゆるく考えることで逆に完全母乳で育児が進められるようになりますよ。
まずは母乳をあげた後に糖水で口直し
母乳のあげ方としては、3時間毎に授乳をスタートさせ、30分の間に、左右の母乳を5分ずつ交互にあげることが基本ですから、授乳と授乳の間は2時間半になります。
授乳の方法については下記のページにてご紹介しております。
>> 母乳はどれくらいおきに飲ませるの?いつまであげればよいの?
そしてその2時間半を上手く調節して取る方法の一つが、30分間の授乳終了後に粗糖を少しお湯に溶かし糖水を作り、スプーンで赤ちゃんに飲ませるというやり方です。
本来糖水は口直しの目的で赤ちゃんに飲ませるのですが、母乳が少し不足している位であればこれだけで何とかなります。
本来は口直しですので、授乳終了後いつもあげると良いです。なお粗糖では虫歯の心配はしなくても良いと思います。
そしてその糖水の量は、生後1、2か月くらいでしたら赤ちゃん用のお茶碗に半分弱くらいです。(粗糖はティースプーンすり切れ一杯弱)そして人肌まで冷ましたものをスプーンであげます。
スプーンで?と思う方もおられるかと思いますが、あげてみて下さい。ちゃんと飲みます。(ついでに言いますと、1歳前にはちゃんと湯のみから飲むようになります。ストローは要りません)
ちなみにこちらで言う「糖水」に使う「糖」とは、粗糖のことです。白砂糖でもグラニュー糖でもありませんので気を付けて下さい。白砂糖をあげると赤ちゃんの体調が悪くなります。
また一口で粗糖といっても商品が沢山あります。粗糖ならどれでも良い、というわけではありませんでしたから気を付けて下さい。
>> 母乳育児・離乳食の調味料選び~砂糖
糖水では間隔が開かない、体重が増えない場合は粉ミルクを追加
糖水ではうまく時間調整が出来ない、体重が増えて行かない場合には、今は母乳が足りていない状態です。(私もそうでした)
そこで母乳をあげた後に少し粉ミルクを足して時間調節をします。(こちらは哺乳瓶であげます)
なお粉ミルクの細かい量については個々によって違いますから、2時間半空くか、または逆に空き過ぎないかを確認しながら調節してください。(生後1か月くらいでしたら10㏄位から試してみられてはいかがでしょうか?)
そして授乳が終了しましたら、授乳中に出たおしっこやうんちをきれいにしてあげて、お母さんも一緒に休んでください。休むことでストレスが減り、結果として母乳も出やすくなりますよ。
また、食事もきちんと取ってくださいね。母乳は※栄養が不足しても出なくなるのです。(※カロリーや量では無く、必要なのは”栄養”=質)
私はまさにその栄養不足の状態だったために母乳の出が悪く粉ミルクと混合になっていましたが、ちゃんと食べるようになった生後2か月の後半くらいには完全母乳で育児ができるようになりました。
お母さん業は先が長い!気負わずゆるくがんばりましょう
母乳がちゃんと出なくて今は大変かもしれませんが、気負わなければ出るようになります。まずは、赤ちゃんの寝顔を見て一緒に休む時間を取って下さい。先は長いです。ゆるくいきましょう。
そして出産の疲れが取れ、育児に慣れてきた頃には赤ちゃんの表情は豊かになっているでしょう。何もかもがかわいいですよ。
なお理想的な母乳のあげ方としては、2時間半の間に溜まった母乳を搾乳によって一旦捨て、新しく湧いてきた母乳を30分間赤ちゃんにあげる、というものになります。
新鮮で質の良い母乳を飲んだ赤ちゃんは本当に機嫌が良くなりますし、授乳前に搾乳する習慣を付けていれば、例え乳腺炎になったとしてもひどくならずに済みます。
詳しくは、下記のページにてご紹介しております。ご一読頂けますと幸いです。
>> 新鮮な母乳を赤ちゃんに 搾乳の必要性
最後まで読んで頂きありがとうございます。
あなたの目の前にいる小さな赤ちゃんが大きくなった時、母乳を飲ませていた時は本当に可愛かった♪と振り返ることのできる育児のお手伝いになれば嬉しいです。
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