赤ちゃんやアトピー子に使える安全で優しい洗濯用洗剤選び
赤ちゃんやアトピー子に合成洗剤が使えないわけから引き続き洗濯用洗剤についてお伝えしていきます。
合成洗濯用洗剤を使うとどうしてもトラブルが出てしまう、または、赤ちゃんの為に安全で優しい洗濯用洗剤を探したい、と思われた時、誰もが洗濯用洗剤の種類の多さに困り果てます。
また、安全性を謳うものは合成洗濯用洗剤よりも価格が高く、あれもこれもと試してみるにはコストがかかりすぎますので、なおさら戸惑う方が多いと思います。
そこで、あまり多くの商品を使ってみたわけではありませんが、できるだけ使い勝手が良く、なるべく低コストで、何より化学物質に弱い私が使えた洗剤と選んだ理由を順を追ってご紹介します。
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「無添加」には気を付ける
まず、安全な洗濯用洗剤を選ぶ際に気になるのが「無添加」という言葉です。
ただ、「無添加」と表示があるからと言って赤ちゃんやアトピー子に安全とは限りません。特に、大手合成洗剤メーカーの「無添加」には気を付けて下さい。
それらの商品には、「合成香料無添加」「蛍光増白剤無添加」など、添加していない化学物質名を大きく表示し、無添加だというイメージを持たせていますが、合成界面活性剤は当然のことながら、無添加だと表示している以外の化学物質は使われています。
ですので、合成洗剤メーカーだけではありませんが、必ず何が入っているのかを確認するようになさって下さい。
なお、安全だと言われる石鹸メーカーから出ている洗濯用石鹸でも注意は必要です。
天然とはいえ、香料などが添加されていることがあるのです。その香料については大人は特に気にすることは無いのかもしれませんが、赤ちゃんには刺激が強すぎることもあります。
実際に太陽油脂のPAXシリーズは私には強すぎて使えませんでした。
洗濯用粉石鹸は本当に良い?
アトピー性皮膚炎などで合成洗濯用洗剤が使えない場合、代替品として洗濯用粉石鹸を選ぶ方が多いと思います。少なくとも私はそうでした。
しかし洗濯用粉石鹸には、合成洗濯用洗剤に比べ、「手間がかかる」というデメリットがあります。
実は洗濯用粉石鹸は合成洗濯用洗剤のように粉のまま洗濯機に入れて水で洗っても、溶け残りがかなり出てきます、といいますか、ほぼ溶けませんので、事前にぬるま湯で溶かす必要があります。さらに、水質による使用量の調整も必要であったりします。
その事前に溶かすなどの手間は非常に面倒なのですが、その手間を惜しみますと、粉が溶けきりませんし、溶けた粉の量が適切でないために洗浄力が足りず、きれいに洗えなかったりします。
その上、溶けていない粉せっけんが衣類に多く残り、肌トラブルの元となったりします。
さらに言いますと、ぬるま湯で粉せっけんを溶かし洗濯を始めたとしても、すすぎが冷水になりますと、やはり石鹸が衣類に残ってしまうのです。
粉石鹸にも良い点がたくさんあります
粉石鹸の非常に良い点は、使用方法が適切であれば、汚れは一番よく落ちるということです。
さらに、部屋干ししてもいやな臭いはしませんし、合成洗濯用洗剤のように強力すぎる脱脂能力は持ちませんので、洗濯で必要な汚れを落とし乾燥された後の衣類はバリバリに硬くなったりしません。ですので、わざわざ柔軟剤を使う必要が無いのも粉せっけんの良い点です。
さらに、最近は化学繊維の衣類が多いのですが、その汚れを落とす能力については石鹸がナンバー1だと思います。
また、各社それぞれに溶けやすくなるよう粒子を細かくしたり、粒子の中に空洞を設けるなど、さまざまな工夫を凝らしています。
さらに、事前に溶かす必要の無い液体の洗濯用石鹸も売られています。こちらは水にそのまま入れれば良いので非常に便利です。
ただ液体の洗濯用石鹸では、石鹸を水に溶けた状態で維持する必要がありますし、さらにその液体が腐らないようにする必要も出てきます。
ですから、「液体」になりますと、「粉末」には必要の無い添加物が含まれます。そうしますと、赤ちゃんやアトピー性皮膚炎をお持ちの方の中には使えない場合が出てきますので気を付けて下さい。
また、粉石鹸に比べて高コストにもなります。
今では、石鹸粉の使い方について丁寧に教えてくれるHPも複数ありますので生地や汚れに応じて使われると良いと思います。
粉石鹸の使い方
>> 石鹸百貨HP
使えた粉石鹸はこちら↓
ちなみに私がPAXの次に使いました粉石鹸はシャボン玉石けんのEM粉せっけんです。
溶け残りも少なく、使いやすかった商品です。しかし私の扱い方では衣類に石鹸成分が残り、私や子供は少し刺激を感じましたし、動物性油脂を使用しているせいか、独特のニオイも気になりました。
そして今現在化学繊維を洗う時に使っていますのが、ねば塾のしらかば粉せっけん999です。
ですが、私と子供の衣類に化繊のものはありません。
ですので自分たちの衣類には使いませんから、正直、長時間着用した時の肌刺激についてはわかりません。ただ、手洗い時に素手で使用しても大丈夫ですし、合成洗剤を使った時のように、干している時に手先が荒れることはありません。
また、植物性油脂を使用しているためでしょう、ニオイもありません。
(※パッケージや原材料に「石鹸素地」とだけ記載されている場合は動物性油脂を使用しています。)
ただ、しらかば粉せっけんで注意してほしいことが一つあります。それは、溶けやすくするために粒子を細かくされているせいで、少しの事で洗濯粉が舞い上がることです。
ですので、こちらを使用される方はなるべくそぉっと取り扱い、吸引されないように気を付けて下さい。
なお我が家では、同じねば塾の「白雪の詩」という石鹸を、髪や体、食器を洗う時などに使っています。こちらは製品のニオイがかなり少なく、肌トラブルも起こりません。
アトピー性皮膚炎専用の石鹸よりもはるかに肌に優しく、低コストですので、アトピー性皮膚炎がある方だけでなく、お風呂上りに肌にかゆみが出る方も一度試してみてはいかがでしょうか?
有機物から無機物へ
粉石けん生活を始めて半年ほどたった頃、母乳マッサージ先で、どなたかが使ってみて良かったフリーマムの洗濯用洗剤を、先生がまとめて取ってくださり、試しにと薦められ、その後1年程使っていました。
私が使用していた頃とは商品名やパッケージが変わったようですが、成分を見てみますと、フリーマムランドリーソーダ(フンワリタイプ)の方になります。
成分は90%が重曹で、残り10%が脂肪酸ナトリウムです。無機物が多くを占めていますので、環境負荷は石鹸に比べてさらに低くなります。
当時、重曹で汚れが落ちるのかしら?と少し不安に思ったこともありましたが、実際には汚れの落ちにくい化繊の汚れもきれいに取れ、全く問題がありませんでした。
それどころか、溶け残りを気にする必要もありませんでしたし、部屋干しをする時でも特に強いにおいもなく、本当に良い商品でした。
(※10%とは言え動物性油脂を使用していますので、独特の香りはあります。)
ところが、良いことづくめのこの商品にもデメリットがありました。
それはコストです。
1回の使用量は少ないのですが、ずっと続けていくにはもう少しコストが低い方が良いように思ったのです。
我が家で使っている洗剤
今現在私が使っておりますのは地の塩社のアルカリウォッシュです。成分はセスキ炭酸ソーダで100%無機物の商品になります。
コットン100%の衣類を着用し、しかもめだって汚れも付いていない私と子供の衣類は全てこちらで洗っているのですが、特に問題はありません。
また、合成洗剤以外全部そうなのですが、乾燥したときに衣類がパリパリになることもありません。
ただ、つけ置きをしないで洗濯を繰り返しますと、首回りなどはどうしても気になってきますので、たまに石鹸で部分的に洗う必要が出てきます。(つけ置きすれば良いだけなのですが・・)
また、化繊の汚れはアルカリウォッシュではきれいに落ちません。ですので化繊の場合は前述致しましたとおり、粉石鹸で洗っています。なお、お湯で溶かす手間を省きたい方は、化繊の汚れに強いフリーマムをおすすめします。
なお、アルカリウォッシュは油汚れに非常に強く、台所周りの掃除に重宝します。特に換気扇まわりには便利でして、水溶液をスプレーしただけでほとんどの汚れは落ちてしまいます。
さらに、以前勤めた職場の壁には、タバコのやにが付き、真っ黄色になっていましたが、このアルカリウォッシュで全てきれいに落とせましたし、窓ガラスも2度拭きは必要ですが、ガラスが無いのかと思うくらいきれいになります。
洗濯以外に掃除にも活躍し、コストもぐっとダウンしましたので、何か特別な理由が無い限り、私はアルカリウォッシュを使い続けると思います。
なお、私が試した以外にもたくさんの洗剤がありますので、気になるものがあればお子さんの様子を見ながら、いろいろ試されると良いと思います。
また、洗剤を使用しないで洗い上げる商品もあります。私はその中で【ランドリーリング】と【ベビーマグちゃん】を試しましたが、【ベビーマグちゃん】はきちんと効果を感じることができました。
赤ちゃんの衣類はベビーマグちゃんだけで汚れもニオイも本当にキレイに落ちますから、安全性とコスパの両面でおすすめです。
>> ベビーマグちゃん口コミ徹底検証!水だけで汚れはここまで落ちる!
ご家族に合った洗濯方法が見つかりますように。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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