赤ちゃんのうんちは母乳の状態を知るバロメーター
どんなうんちをしていれば「健康」と言えるのかが、新米お母さんの誰もが不安になるポイント。
しかも、調べてみるとそれぞれ違った情報があり、頭がこんがらがってしまい、ぐずる赤ちゃんをあやしながら途方に暮れる毎日。
それは、非常につらいものです。いえ、とてもつらい日々でした。
では、どんなうんちがベストなのでしょう?
それはベースは黄色で、硬さは普段の食べているご飯に水分を多めに入れて炊いた、少し硬めのおかゆくらい。(べちゃべちゃではないです)そして、その黄色のうんちの中に白い粒がたくさん入っており、しかも無臭なものです。
(※新生児のうんちは水っぽいです)
↓大体こんな感じの色です。
そして赤ちゃんが消化しにくい母乳を飲みますと、白い粒が無くなり、色が悪くなります。
ではどういった時に消化しにくい母乳になるのでしょう?
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お母さんと赤ちゃんは母乳を通じて一心同体
赤ちゃんのうんちの状態が悪い時、それはお母さんの体調が崩れているために、母乳の質が悪くなっている、という証拠にもなります。
そう、母乳育児中の親と子は、母乳を通じて一心同体であり、赤ちゃんがぐずる(体調を崩す)=お母さんの体調が崩れているということになりますから、断乳までは赤ちゃんのことを想うだけ、ご自身の体のことも想ってあげる必要があります。
私の子供の場合、出産後1か月強、緑色のうんちをしたりしていました。そして私はといいますと、乳腺炎で、発熱と胸の痛みでもだえ苦しんでいました。
また、そのつらかった時期は、夜泣き、おっぱいをあげても嫌がる、ぐずり・・・・などなど育児ノイローゼにかかる要素がてんこ盛り状態でした。
そう、負のスパイラルに入っていました。しかしそれを断ち切ることは、赤ちゃんにはできません。ですから、母親が体調不良の原因を探り、対処し、まずご自身の体調を整えることが必要です。そうすることで、赤ちゃんの体調も整いますから、育児ノイローゼはほぼ無くなります。
それには、ぐずる赤ちゃんをあやす努力ではなく、赤ちゃんに合わせた体調に整える努力が必要です。努力の方向を間違えないでください。
自身の体を赤ちゃんに合わせ、体調を整えてあげる
では、どうやってそれらを乗り越えたかといいますと、乳腺炎のあまりのつらさで当時は「わらをもつかむ思い」でしたが、母乳マッサージ先の先生から教わったこと、そして一緒にマッサージを受けていた先輩ママたち達の助言を元に、今までの生活を改めて乳腺炎を治し、体調を整えて乗り越えました。
その体調を整える作業には、食事と環境の二つの改善がポイントでした。
食事を改善する
食事については、母乳マッサージ先で頂いた赤ちゃんが喜ぶ母乳をつくる食べ物と赤ちゃんが嫌がる母乳をつくる食べ物の表を基本に作りました。
その表からは、消化の良い基本的な食材そのものを選ぶことができます。しかし、赤ちゃんの体調不良は、食材を選択することだけでは治りませんから注意が必要です。
実は、何を使って育てたのか、店頭に並ぶまでに何を使っているのか、という目に見えないことが重要になってきます。
詳しくは育児のポイント・もっと詳しい食べ物選びをご一読頂けますと幸いです。
環境を改善する
目の前でぐずっている赤ちゃんをあやしながらでは大変でしょうが、食事と同時進行でできるだけ早く、日用品を赤ちゃんに安全なものに変更して下さい。
私が母乳マッサージ先ですぐに外しなさい、と言われたものは芳香剤と塩素漂白剤です。
今では多くの方が、香りの付いた柔軟剤、トイレや玄関、車などに芳香剤を使用していますし、衛生面を気にして塩素を多用する方もいます。
実はこれらを外すだけで赤ちゃんの体調はぐっと良くなり、うんちが正常な状態に近くなり、ぐずりや夜泣きなどの回数が減ることと思います。
ただ、最近の芳香成分は残存性を高めていますので、使用を止めたからといって成分がすぐには無くなるわけではありません。換気を十分に行い、濃度をできるだけ早く下げてあげる努力が必要です。食事と違い、改善してすぐに明らかな効果が出ないのはそのためです。ですから回数が減るという表現にしました。
もう一度お伝えします。
育児疲れを引き起こす、ぐずりや夜泣きに体力と気力を使い、なだめ、あやす努力ではなく、必要な知識を付け、行動し、赤ちゃんに合わせて体調を整える努力をしてください。
すやすや寝て、にこにこ遊んでいる赤ちゃんは本当にかわいかったですよ。
うんちとおしっこが正常であれば、体が健康だという証拠です。いくつになっても重要です。うんちが出たか、どんなうんちが出たか、子供が大きくなり言わなくなるまで聞いてあげて下さい。
体調が良ければ、赤ちゃんはとても聞き分けがよく、素直に育ちます。
環境については以下の2つの章にて詳しくご紹介しています。ご一読頂けますと幸いです。
>> 日用品に潜む危険・子供を化学物質から守る
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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