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赤ちゃんの髪の毛が逆立つ原因・化学物質の影響

赤ちゃんの髪の毛が逆立つ原因・化学物質の影響

 

赤ちゃんの髪の毛が逆立つ原因・化学物質の影響

化学物質の影響で髪が逆立った赤ちゃん

今育児をされている方は、お母さん自身が赤ちゃんの頃には既に、髪が立っている子が多くおられたかと思います。

 

ですので、あなたご自身のお母さまは育児中、同世代のお子さんに髪の立った子がいるのをごく普通に目にしてきているため「そういう子もいる」という意識でいらっしゃることと思います。

 

ですから今育児をされているお母さんが、ご自身の親に赤ちゃんの髪の毛が立っていることについて尋ねても、特に気にした返答はない場合もあると思います。

 

実際、私も乳幼児検診などに子供を連れて行った際、約半数の子供の髪の毛が立っているのを見ました。


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昔、髪の毛が立った子供はほとんどいなかった

ですが、誰もがまだ自然のものを食べ、自然にあるものを加工して生活をていた頃は、髪が逆立った赤ちゃんはまずいなかったそうです。

 

その時代とは、近代文明が発達する前となります。

 

そして、まだ近代文明がそんなに発達していない戦前に子育てをおこなった方々は、今の赤ちゃんの様子が不思議に思ったようです。

 

時代の流れとともに何が違ってきたのでしょう?

 

また、髪が立っている赤ちゃんは夜泣きやぐずり、少し大きくなると自己主張が強く出すぎたり(自分の思い通りにならないと泣いたり、怒ったりする)することがあります。

 

何がそうさせているのでしょうか?

 

原因は母乳そのものでも髪質でも静電気でもありません。

 

まず髪が立っている赤ちゃんの状態をご紹介します。

自律神経の働き:交感神経と副交感神経

では、自然界で体の毛を逆立たせるのはどういった時でしょうか?

 

それは危険な状態である場合です。つまり、戦闘状態に入っていたり、危険を感じ逃げようとしているときです。

 

その時に動いているのが自律神経となるのですが、その自律神経は自分ではコントロールができません。

 

そして自律神経は、交感神経と副交感神経の2種類あり、それぞれ反対の働きをします。

 

交感神経のはたらき

 

恐怖を感じた時の交感神経のはたらき

 

交感神経が働いているとき、私たちの心臓の鼓動は早くなり、汗が分泌されます。

 

また、交感神経は「闘争と逃走の神経」と呼ばれます。

 

本来どの生物も弱肉強食の厳しい自然の中で生きてきました。

 

そして、その厳しい自然の中で生き抜いていくために必要な手段として、交感神経が発達しました。

 

もしあなたがクマと遭遇したら!?

 

クマに出くわしたら?

 

例えば、毎年春先にクマに襲われるニュースを聞かれると思います。

 

例えば、その事件が自分の身に起こったとしたならば、そのとき私たちの体はどのように反応するでしょうか?

 

体は緊張し、心臓はバクバクと波打ち、冷たい汗が体中を伝い流れ、どうやって逃げようか、いくつかのパターンが頭を駆け抜け、相手の動きを見定めるために瞳孔は大きく開かれ、呼吸が荒く激しくなり、全身の毛が逆立つことでしょう。

 

その絶体絶命の危険な状態で、生き抜くために体を緊張状態にさせてくれるのが、交感神経です。

 

体は緊張状態に入ってこそ素早く動けるものです。もし、クマが目の前にいても、何の反応もしなければ、どうなるでしょう?

 

なお、体の動きを活発にする働きをする交感神経は、昼間に優位となる神経となります。

 

副交感神経の働き

 

交感神経の働きに対し副交感神経が働いているときは、心臓はゆっくりと鼓動を繰り返し、体の力が抜け、ゆったりとした気持ちになります。

 

また、副交感神経が興奮状態になると、食べ物の消化に関わる機能が活発となります。胃酸がたくさん分泌され、腸の動きが良くなります。

 

そして、副交感神経は、夜間体を休ませる働きをします。体をリラックスさせ、血行を促進し、体を修復するのです。

髪の毛が逆立った赤ちゃんは緊張状態にいる

緊張状態

話は戻りますが、交感神経の働きによって髪が逆立つのであれば、髪が逆立っている赤ちゃんは、交感神経が強く働いているため、緊張状態にある、ということになります。

 

ですので、髪の毛が逆立っている赤ちゃんは副交感神経の動きが弱く、常に緊張しているため、本来であれば休むべき時間にも休むことができず、また、ほんの少しの刺激に敏感に反応します。

 

本来の危険を回避するためには当然の働きなのですが、危険と判断しなくてもよい状態で交感神経が強く働いているというのは、本来あるべき姿ではありません。

 

ぐずり、夜泣きは危険回避のための当然の行動

 

その緊張状態が原因となり、赤ちゃんは、抱っこされていないと泣く、少しの物音で目が覚め、ぐずる、夜泣きをするなど、お母さんに保護されようと自己主張をおこないます。

 

赤ちゃんの立場に立って考えてみてください。

 

危ない場所で、何もできない自分がお母さんから離されたり、寝ているときに何か物音がすれば、それは、生命の危機を意味します。

 

ですので、赤ちゃんは当然の行動を取っている、ということになります。

 

また、少し大きくなると自己主張の強すぎる子が出てきますが、こちらも精神状態が安定していないこと影響してきます。

 

その際、必要な自己主張なのか、理性が働かないのか、の区別は必要です。「待つこと」ができるかどうかを判断基準の一つになさってみれば良いと思います。


赤ちゃんの髪の毛は条件がそろえば寝ます

親子関係

では、どうすれば赤ちゃんの髪の毛は寝てくれるのでしょう?

 

私は、食べ物と環境では環境(空気)の影響が大きいのではないかと思います。

 

私が今まで経験してきた中で、赤ちゃんが体調を崩すのがすぐわかるのは、柔軟剤・芳香剤や消毒・除菌・消臭剤などを使った(吸った)時です。

 

赤ちゃんのためを思って柔軟剤を使われるのでしょうが、残念ながら、衣類を柔らかくする柔軟剤の成分そのものが赤ちゃんの体に害を与えるうえに、洗剤や柔軟剤に使用されている合成香料や、病気にならないようにと、予防のために使う消毒・除菌・消臭剤は、乳児湿疹、アトピー、喘息、よだれ、髪が逆立つなどの外から見てわかるトラブルの原因になります。

 

さらに、それらは赤ちゃんの体調も悪くさせるのですが、その体調不良からくる夜泣き、ぐずりなどの一見外から原因がわからない反応は、お母さんに多大なストレスを与えます。

 

お子さんが泣いたりぐずったりして困る、という方で、柔軟剤・芳香剤・塩素などの消毒剤を使用している方がおられましたら、いったん、使用を中止して様子を見られると良いと思います。

 

夜泣きやぐずりが無くても乳幼児を育てるのは大変なことです。
使わないことで少し楽になってみてはいかがでしょうか?

 

 

平成28年7月6日追記

農薬の中毒症状の一つに立毛

 

赤ちゃんの髪の逆立ちの原因の一つに農薬

 

まわりに田畑がありますと、春先から秋ごろまで農薬が散布されます。

 

そして私の子供は近所の田畑で農薬が散布されてからしばらくの間、1才頃までは髪が立ち、1才過ぎからは髪はぼさっとした感じになりました。そして同時期に多くの方が乳腺炎で苦しみ、赤ちゃんが夜泣きやぐずりなどで体調不良を訴えます。

 

明らかに農薬が原因だということは自分の子供や周りの子供達を見ていてわかってはいたのですが、今回農薬について調べておりましたら、マウスでの毛虫駆除剤投与試験の中毒症状の一つとして”立毛”の記載がありました。

 

毛虫駆除剤は神経の伝達を阻害し虫を死に至らしめます。

 

そして赤ちゃんは、大人が思っているよりはるかに強く化学物質の影響を受けます。

 

髪の毛が立つ、ということは神経の働きに異常が起きている、ということを頭の隅に覚えておいて下さい。またそれは運動神経にも影響を与えます。

 

寝返り・腹這い・ハイハイ・つかまり立ち・歩き始めがとても遅い、そして頭から転ぶなども農薬が一つの原因と考えられます。(※原因は農薬だけではありません。前述致しましたように原因となるものは身の回りに多く存在します)

 

頭から転んだり、テーブルなどに頭をぶつけることは通常有りえないことです。本来転びそうになれば手が先に出ますし、頭を何処にでもぶつけないよう、周囲をよく見、一番大事な頭を守るようになってます。それは本能です。

 

赤ちゃんだからバランスが悪くて、というのは間違いです。赤ちゃんだからこそ本能で自身を守るのです。

 

毛虫駆除剤については下記のページでご紹介しております。
>> 無関心は危険!保育園や学校での農薬散布が子供達に及ぼす影響

 

 

農薬は今赤ちゃんに短期的な影響を与えるだけでなく、生涯に渡り影響を与えると言われています。24時間換気システムが導入されている住宅では周囲の農薬散布の影響は免れませんが、せめて農薬散布後1週間程は周囲での散歩を控えた方が良いと思います。

 

また、公園の樹木にも農薬は散布されます。環境省のマニュアルによりますと、散布後2日経ちますと農薬散布の案内板は外して良いように捉えることができます。しかし実際にはたった2日では赤ちゃんや子供にとって安全なレベルにはなりません。

 

子供達を安全に遊ばせる場所を確保するためにも、環境省の指導に沿った、農薬を使用しない害虫駆除対策をあらゆる自治体で行って頂ければ一番良いと思います。

 

少しずつ住環境を整えてあげましょう

 

一度にすべては無理ですが、ご家庭の中で一番影響が強いと思われる柔軟剤・芳香剤・消毒・殺菌・除菌剤などは外し、そのうえで赤ちゃんに食べ物を合わせてあげ、お母さんのリズムが整いましたら、住環境を整え、少しでも良い空気を赤ちゃんに吸わせてあげてください。

 

その努力は、赤ちゃんの体調を良くし、お母さんを疲れる育児から解放してくれます。

 

 

関連記事

 

>> 赤ちゃんが喜ぶ母乳をつくる食べ物(赤ちゃんに優しい食べ物)、

 

>> 母乳育児・離乳食の調味料選び~砂糖(砂糖でアドレナリン分泌)

 

>> 日用品に潜む危険・子供を化学物質から守る(空気を悪くする化学物質について)

 

 

なお、成長してからもですが、寝癖がついてしまうことが多いと思います。しかし、この髪の乱れも良い空気を吸うことで、ブラシを使わなくても自然ときれいにまとまります。

 

子供がいくつになっても、観察をすることでいろんなことが見えてくるものです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


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