赤ちゃんや子供の寝相の悪さは体調不良が原因!学習能力にも差が
赤ちゃんや子供の寝相が悪く、寝冷えや怪我をしないか心配する声をよく聞きます。
しかし寝相が悪いことで本当に心配しなければならないのは、赤ちゃんや子供の脳神経の発達や体への影響です。
実は睡眠中によく動いたり、ゴロゴロと転がる赤ちゃんや子供は、食品中の食品添加物や日用品、農薬などから取り入れた化学物質の処理不良を起こしているのです。
(※消化の悪い食材でもなります)
元気が良い、レム睡眠が多い、体温が高いから、などという噂は全くの間違いです。
実はそのことを教えて下さったのは、母乳マッサージをなさっていた先生です。
母乳育児中のお母さんの食事だけでなく、身の回りの日用品、出かけ先、そして離乳食を始めた時にも、子供の寝相をみて判断をしなさい、とよく言われたものです。
そして実際に、食材の種類を選び、食品添加物や洗剤、合成香料や農薬などの化学物質を避ける生活をしますと、子供は寝かせた場所に朝までおり、逆に商業施設などに連れて行った夜は、ゴロゴロと転がって回りました。
(外食はしていませんので、原因は出かけた先の空気です)
ところが残念なことに、当時は母乳育児をするだけで手いっぱいだったため、なぜそれらで子供の寝相が悪くなるのかを伺っていなかったのです。
そしてもう二度と、理由を伺う機会はありません。
そこで先生がおっしゃっていた理由とは違うのかもしれませんが、自分なりに調べてみることにしました。
体に優しい生活をしてあげれば、赤ちゃんや子供は寝かせた場所に朝までおり、さらに布団を蹴飛ばすこともありませんから、怪我や寝冷え対策などは全く不要となります。
さらに、夜ぐっすりと眠り、体も脳もしっかりと休ませることができた赤ちゃんや子供は、日中脳をしっかりと活動させることができます。そうしますと、学習時の集中力や理解力が当然違ってくることになります。
1度言っただけで理解できるのか、数回言っても理解ができないのかの違いは、勉強という学習だけでなく、赤ちゃんや子供自身の命を守るための学習をするうえでとても重要なこととなります。
また、夜泣きも寝相対策と同じことをするだけで無くなりますから、休憩時間の無い24時間フルタイムで働くお母さんの心労を相当減らすことになり、結果としてストレスの少ない育児が可能となります。
では私なりに調べたことをご紹介します。
育児の苦労が減るお手伝いになれば幸いです。
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寝相が悪くなる原因は?
寝相が悪くなる原因を推測してみました。
寝相が悪い、ということは寝苦しいのではないかと思うのです。そこですぐに思い浮かびますのが、胃もたれです。
油ものを食べたり、食事を取り過ぎたりしますと大人でも寝苦しさを感じる胃もたれ。食後数時間経っても重い感じが続き、夜中に違和感から目を覚ますことも。
その胃もたれを赤ちゃんや子供が感じていたら・・・当然寝相は悪くなるでしょう。
そして、胃もたれと同じように胃に違和感を覚えますのが胃酸過多になります。
胃の不快感というのは、胃もたれや胃酸過多だけではないでしょうが、今回はこの2点に原因を絞ってみます。
なおこれらは成人でも多くの方が悩む症状にもなります。そして、症状を伝えられない赤ちゃんや子供にとっては大人とは比べ物にならない大変な苦痛だと思われます。
胃もたれの原因は?
胃もたれは、脂っこいものや刺激の強いものの食べ過ぎや、加齢や運動不足、ストレスなどにより、胃の運動機能が低下したり、胃酸が出にくくなったりすることで、食べたものがスムーズに消化されず、胃の中に停滞してしまうことでなります。
では、まず油についてみていきます。「脂っこいもの」には、食材を調理する際使用する油と、食材そのものに含まれる油である脂肪があげられます。そのうち、調理に使用する油が原因となる胃もたれについてはすぐにも解決ができます。
油は種類を選べば胃もたれを防げます
油で揚げた食べ物ではよく胃もたれが起きます。しかし油の種類を選びますと、食べ過ぎない限り胃もたれは起きません。
実際、私が長年悩まされていた胃もたれは、商品を選ぶことで全く起こらなくなり、夜中に寝苦しさから起きることは無くなりました。(蕁麻疹も出なくなりました)
この油が原因となる胃もたれは、市販される油の材料(遺伝子組み換え作物)や製造過程で使用される有機溶剤、その有機溶剤を揮発させる際の高温処理によって起こる酸化などによるものになります。
大人でも強い影響を受けるのですから、乳児や幼いお子さんには特に注意が必要です。さらに発がん性も疑われていますから、できれば遺伝子組み換えでない材料を使用した、低温圧搾の油になさって下さい。「単なる胃もたれ」では済みません。
油についての詳細は下記のページでご紹介しております。
>> 化学物質過敏症・母乳育児・離乳食の食用油選び
なお、食材そのものに含まれる油については、別の記事にてご紹介したいと思います。ただ言えることは、脂肪には取り入れた多くの有害物質(農薬、重金属、放射性物質など)が蓄積されます。ですから脂肪の多い食材には気を付けて下さい。なお、母乳育児中、離乳食には脂肪の多い食材は適しません。
母乳育児中、離乳食に適さない食材については下記のページで詳しくご紹介しております。
>> 食材選び:赤ちゃんが嫌がる母乳をつくる食べ物
そして加齢や運動不足、ストレスは今回省かせて頂き、次に胃の運動機能の低下をみていきます。
胃の運動機能
胃は食べたものをいったん溜め、消化する袋のような内臓になります。食べたものを胃液と共に十分に撹拌し、腸で栄養を吸収しやすくするために、おかゆ状にします。その作業が終わると、胃は内容物を腸へ送り出すのです。
しかしそれらの働きが弱まりますと、胃の中にいつまでも食べたものが残ってしまいます。そしてその胃の運動機能が低下する原因の一つとされているのが自律神経障害になります。
自律神経障害の原因
自律神経障害の原因としては、一般的に糖尿病、アミロイド―シス(組織中に異常なタンパク質が蓄積する病気)、自己免疫疾患などがあります。症状としては、前述しました胃の運動機能低下(胃不全麻痺)のほか、勃起障害、尿失禁、尿閉などがあります。
(※トイレトレーニングとも深い関係があります。詳しくはおもらしの原因は?トイレトレーニングのやり方と気を付けること 内)意図せずおもらしをしてしまう、おしっこが出ない原因をご覧ください。
そして自律神経障害になる原因の一つとして、農薬や日常的に使っている日用品などに使用されている化学物質になります。
ただ、「私はそんな病気ではないわ」という方がほとんどだと思います。私もそうです。ですが少しずつ、誰もが変調を感じているはずです。最近では胃薬だけでなく、幼い子供が飲む便秘薬や尿とりパッドのCMをよく見かけますね。経済優先の世の中では、真実は自分で調べて見つけ、自己防衛するしかありません。
なお、免疫と化学物質との関連性については、多くの科学者が危険性を訴えています。そこで環境省は現在、化学物質が子供に与える影響を調べるエコチル調査を行っています。
エコチル調査については下記のページで詳しくご紹介しています。
>> エコチル調査をご存知でしょうか?結果が出る前に行動を!
そして自律神経については下記のページでもご紹介しています。
>> 赤ちゃんの髪の毛が逆立つ原因・化学物質の影響
なお重い自律神経障害になりますと、150分後に80%以上の胃内残存率を示す胃麻痺を起こすことがあるそうです。さらに、化学物質が原因と言われているパーキンソン病患者は、症状が軽いうちから胃の運動機能の低下による胸やけや腹部の膨張感が認められています。
なおパーキンソン病の原因の一つとしてアルミニウムが疑われています。アルミニウムは神経に強いダメージを与えます。詳細は下記のページをご覧ください。
>> 子供の神経に影響が|なぜ規制?食品中アルミニウムの害
また、アルミニウムは鍋だけでなく、食品添加物、水、薬(胃腸薬含む)などが摂取元になります。気を付けて下さい。
>> 【アルミ鍋の危険性】離乳食に使用不可!赤ちゃんに深刻なダメージ
>> アルミニウム規制の結果は?切り替えた商品はほんの一部!
赤ちゃんや子供は特に注意が必要
赤ちゃんや幼い子供は大人よりも体積が小さく、単に大人の縮小されたもの、と思われがちですが、脳や体の成長が著しい時期であると同時に、化学物質への対応が未発達な時期になります。
そのためこの時期の暴露は、単に胃の運動機能の低下を起こすだけなのではなく、将来(次世代への影響も含む)を懸念する材料ともなります。
ちなみに、下の画像のようにパンパンのボールのように膨らんだお腹はよろしくない例になります。
胃腸がきちんと動いている赤ちゃんは、食べ物が長時間残留しないため、寝かせた時にお腹が横に広がるよう(ペシャッとしている感じ?)で、ボールのような張りは無く、ほにゃほにゃして柔らかいものです。
特に母乳の調子が良い場合は「母乳を飲んだ瞬間にすぅっと赤ちゃんの体に吸収されるのよ」と先生はおっしゃっておられました。そして実際に調子が良い時には、子供のお腹は出ませんでした。
※食品添加物や日用品などの化学物質の影響を受けますと、母乳の質が悪くなったり乳腺炎になったりし、それを飲んだ赤ちゃんもまた調子が悪くなります。
次に、胃の不調を起こすもう一つの原因、胃酸過多についてご紹介します。
胃酸過多の原因となるグルタミン酸
1990年代、ロシア科学アカデミーが、犬を使いグルタミン酸を含むうま味物質を添加すると、胃液分泌を促すことを見つけました。
参照、引用:うま味は消化を助ける AJINOMOTO
上のグラフを見て頂きますと、肉だけを与えた時より、肉にうま味物質(グルタミン酸)を加えて与えた方が、1時間後の胃酸の量が3倍以上多く分泌されることがわかります。これを消化の助けになるとするか、胃酸過多の原因とするかは人それぞれの立場によっても違ってくるかと思います。
販売する側は消化の助けになると言いますし、実際に患者を診る側や、研究をなさっている方は胃酸過多の原因だと言います。しかし、グルタミン酸ナトリウム(味の素)が体に与える影響はそれだけでなく、片頭痛や体のしびれ、緑内障、アレルギーや喘息などの原因とされていますので注意してください。
なおグルタミン酸ナトリウムは、食品パッケージには”アミノ酸等”で表示されています。しかしアミノ酸等が入っていない食品を選ぶのは、困難を極めるかと思います。それほどまでに多くの食品に添加され、私たちは摂取していることになります。
話を胃酸過多に戻します。胃酸過多で起こる症状は下記になります。
<胃酸過多で起こる症状>
- 胸やけ
- 胃の膨満感と食欲不振
- 胃痛(空腹時)
- 食後のむかつき
- 酸っぱい胃液が口まで逆流
- 胃もたれ
- げっぷ
また、必要以上に分泌される胃酸は、胃粘膜の炎症を起こす原因にもなります。しかしそれらを解消しようと胃薬を飲みますと、かなりの量のアルミニウムを摂取することになりますので、気を付けて下さい。(元を絶つのが一番です)
夜転がらずにぐっすりと寝た子は”待つ”ことができる
寝相の悪さの原因としては、先生が考えられた理由と、私が推測した理由とは違うかもしれません。しかし確かに身の回りの日用品や農薬、食品添加物を避けますと、子供は朝まで同じ場所で、しかも布団を蹴飛ばさずに寝ています。
そして夜泣きもしません。これが事実です。
それだけでも”お母さん”にしてみますと、夜起こされることがなくなりますし、ご近所にも迷惑を掛けなくて済みますから大変に助かります。
ですが赤ちゃんや子供に合わせた体に優しい生活をすることは、夜しっかりと寝てくれる(寝かせてくれる)だけでなく、”待つ”ということができるようになります。これはお子さんの命を守るうえで非常に重要なポイントとなります。
そして”待つ”ことができる子は、当然ながら”ダメ”も理解できます。
ですから例えば、台所に子供を入れないようにするには、ただ、「入ってはダメよ、待っていなさい」と教えるだけで良いのです。さらに、階段を下りないようにするにも「そこに行っては危ないからダメ」、玄関から出て行かないようにするにも、「一人で出てはダメ」と教えれば良いのです。
決してゲートを設けなくても良いのです。そして私は設けたことがありません。
ただ、行動を見ていてその場ですぐ教えること、そして寝返りがうてるようになった時から待つことを教えることです。体調さえ良ければきちんとできるようになります。なぜなら、本能で備わっているからです。自然界で赤ちゃんが一人で行動するということは死を意味します。
なお体に優しい食事については下記の章で詳しくご紹介しております。”母乳育児”としていますが、離乳食の段階に進んだお子さんや、アレルギー子を持つお母さん向けの情報にもなります。
>> 母乳育児のポイント・もっと詳しい食べ物選び
そして気を付けてほしい赤ちゃんの状態については下記の章になります。
>> 赤ちゃんの様子から健康状態を知りましょう
また、環境については下記の章になります。
>> 子供が健康に育つ環境をつくる
そして日用品については下記の章になります。
>> 日用品に潜む危険・子供を化学物質から守る
今目の前いるお子さんの体調だけでなく、将来お孫さんが健康に生まれるかどうかは、あなたが今どう行動するのかにかかっています。最初は大変かもしれませんが、努力された分お子様は素直に聞き分けよく育ち、勉学もスムーズに進むでしょう。
育児パワーの向け先を変えるだけのことです。年中叱っているより精神的にとても楽になれます。頑張ってみて下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
一時しかないこの幼い時を、ただ愛しく抱きしめながら過ごせますように。
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