化学物質過敏症、喘息、アトピーにPM2.5対策|フィルターの取付
吸気口に取り付けるPM2.5対策用フィルター探しが2013年初めにようやく終わり、以降「 3M フィルタレット エアコンフィルター プレミアム 1ロール ACFP-38RP」を継続して使用しています。
このフィルターを付けることによって本当に体が楽になりました。
今回は24時間換気システムの吸気口と高気密住宅に設置される同時吸排気型レンジフードにPM2.5対策用フィルターをどう設置しているのかをご紹介いたします。
同時吸排気型レンジフードのフィルター設置方法をすぐに知りたい方はこちらをクリック下さい。
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24時間換気ステムの吸気口のPM2.5対策用フィルター取付方法
我が家の24時間換気ステムは第3種換気方式です。換気ユニットは「アルデ」で、吸気口は4か所あります。
そこに、花粉フィルター用のカセットケースを使ってPM2.5対策用フィルターを設置します。
24時間換気ユニットの種類によって設置方法が違います。
ご自宅に設置されている換気ユニットを確認の上、また、各社の純正品ではありませんので各自の責任にて設置、使用をお願いいたします。
1.ロール状のフィルターをカットする
「 3M フィルタレット エアコンフィルター プレミアム 1ロール ACFP-38RP」はロールタイプです。
こちらをカットして使います。
我が家の吸気口は4インチですので、横に4枚取ることができます。
なお、カセットの中にちょうど入るようにカットしませんと、カセットケースが閉じられなくなりますので注意。
2.カットしたフィルターをケースにセットする
屋外側になります。フィルターには裏表は無いようですので、適当に挟んでいます。
3.標準のフィルターを洗ってセットする
花粉フィルターカセットケースの屋外側にセットする標準フィルターです。
1週間では汚れはほぼ無いのですが、せっかくですので洗います。
4.吸気口にセットする
吸気口本体と花粉フィルターカセットは互いにプラスチックです。
カセットをセットしましたら、すぐに吸気口カバーを取り付けませんと吸気口からの風圧でカセットリンクが外れ、手前に飛んできますので十分に注意してください。
なお、撮影時には近くの窓を少し開けて屋内が負圧にならないようにしています。
5.吸気口カバーを取り付けて終了
吸気口からはすごい勢いで外気が入ってきます。
ですのでフィルタレット プレミアムでも全てを除去することは不可能ですが、1週間後のフィルターを見ればびっくりします。
たった1週間でフィルターは真っ黒に
左がセットして1週間後のフィルター、右が新しいフィルターになります。(平成27年12月撮影)
なお、「 3M フィルタレット エアコンフィルター プレミアム 1ロール ACFP-38RP」を使い始めた2013年初め頃は、1か月に1回で上の写真の状態になり交換をしていました。
ところが、年々交換サイクルが早くなり、今では1週間に1回になっています。当然黄砂がやってきますと、1日で砂だらけに。
ただ、標準のフィルターは黄砂の時期を外し、1週間ではほぼ汚れ無し。さらにごくごく小さい虫は標準フィルターを通り抜けて部屋に少し入ってきますので、風量に対して目が粗すぎるのだと思います。
時代にあったフィルターに替えてもらえますと助かるのですが、換気ユニットのパワーを上げないと負担がかかりすぎて良くないでしょうね。
余談となりますが、平成17年頃に住宅メーカーを探していた頃、ある高気密高断熱で有名な住宅メーカーの担当者に、「家はシェルターの役割を果たします」と言われたことがあるのですが、今となってはその通りだと思います。
対岸(対海)の火事ではありません。
同時吸排のレンジフード吸気口のPM2.5対策用フィルター取付方法
我が家のレンジフードです。
下から屋内の空気を吸い外に排出するのですが、高気密住宅の場合は、家の隙間が極端に少なく吸気口以外に外気が入ってくる余地がほぼ無いため、屋内の空気を外に出そうと吸気しようとしたとき、屋内が極端に負圧になります。
極端に言いますと、回し続けると真空状態に向かっていくのですが、そんなパワーもありません。あっても困りますが。
結果、レンジフードとしての役割がうまく果たせないことになりますので、レンジの近くに局所換気用の穴を開けてあげ、空気の取り入れ口を作ってあげる必要があります。
そこで考え出されたのが同時吸排気型レンジフードです。
我が家の場合、コンロを使い始めますとレンジフード内のシャッターが開き、屋内に外気が自然に吸気されるようになっています。(普段は閉じています。)
なお、空気の取り入れ口はフードの最上部にあるスリットです。
ではフィルターの取付方法に移ります。
1.レンジフードカバーを外す
我が家のカバーの取り外し方は、まずカバーの下左右にあるビスを外します。
そのあとカバーを心持ち上に持ち上げながら、カバー下を手前にずらしてきます。カバーは上部の2か所にある爪で引っかかっています。
ある程度傾斜が付きましたら、カバー降ろし気味にして外します。
カバーは大きいですし、設置場所も高く危険です。取り外しは慎重になさって下さい。
外しましたら、吸気口がふつう見えるのですが、我が家の場合はそちらにフィルターが取り付けてあります。
2.汚れたフィルターを外す
フィルターを止めているのはマグネットベルトになります。
(上の画像はわかりやすくするためにベルトをずらして撮影しています)
このマグネットベルトは、好きな長さで好きな形に切ることができ、とても便利です。ちなみに、下の商品1個で取り付けが可能でした。
しかしこのマグネットベルトはとても良い商品なのですが、使用前に一工夫が必要です。
まず商品は丸まって箱に入っています。それが形状記憶合金のようにしっかりと丸まっており、いくら伸ばしてもくるん!と元通りに。
ですので購入時の気温にもよるかと思いますが、1週間程度どこかに貼り付け、上から押さえて伸ばしておく必要があります。そうしませんと浮いてきて付きません。
フィルターを外しますと、内部はこんな感じです。
この穴の奥、上部にシャッターが付いています。
余談ですが、2015年10月ごろ(築8年)でシャッターがきちんと閉まらなくなり、レスポ(RESPO) TITAN SPLAY チタンスプレー(ケミカル)100mlを回転軸に吹き付けて直しました。
フィルター取付を考えた当時は、固定するのに適当なものが見つからずしばらくガムテープで止めたりしていましたが、交換時にきれいに剥がれずテープが残ってしまい、マグネットベルトを使う際にがりがりと削り落とす羽目に。
おかげで穴の周りが傷だらけです・・・。
3.フィルターを穴のサイズに合わせてカットし、取り付ける
フィルターを外しましたら、吸気口の穴から各辺2~3cmほど大きめに新しいフィルターをカットし、マグネットベルトで隙間なくしっかりと押さえてください。
また、レンジフードカバーの取り付けは、上部の爪2か所を先に引っ掛けることが必要ですので上にずらしながら爪をかけ、指を挟まないようにカバーをもとに戻してください。
ちなみに同時吸排気型レンジフードに取り付けたフィルターは1か月に1回交換しています。それで、24時間換気システムの吸気口の1週間分と同じくらい汚れます。
レンジフードもいろんな種類がありますし、今後も増え続けるでしょう。
吸気口にフィルターの付いたレンジフードが出てくれると良いのですが・・。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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