自分の住んでいる地域の残留塩素濃度を知る

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自分の住んでいる地域の残留塩素濃度を知る

住んでいる地域の残留塩素濃度について

アトピーや喘息、化学物質過敏症の原因の一つと言われている水道水に含まれる残留塩素濃度。

アメリカ軍が日本を占領していたときに作られた法律では、残留塩素濃度の下限を0.1mg/Lとし上限を決めなかった為、かつて水質汚染が深刻だった東京都では、150ｍｇ/Lという高濃度の塩素が入れられたこともあったそうです。

ただ現在では、法律上では今でも残留塩素濃度の上限は設けられていませんが、残留塩素濃度の上限目標を1mg/Lと設定したり、さらにおいしい水研究会が、おいしい水の水質要件とした、残留塩素濃度0.4mg/L以下を目標値としている地域も出てきました。

おいしい水研究会

厚生省（当時）が設立。日本の水道水のおいしさの現状とその背景などについて調査を行うとともに、おいしい水の水質要件などを検討した。

では、実際に各都道府県庁所在地の残留塩素濃度はどれくらいなのか下の表で見ていきます。

なお下の表は、各水道局のＨＰなどで公表されているデータを利用し、（平成24年度～27年10月頃）そのデータ中の残留塩素濃度が一番高い値を表示しています。

各都道府県庁所在地の残留塩素濃度最高値(単位 mg/L)

北海道

北海道札幌市
0.38

東　北

青森県青森市	岩手県盛岡市	宮城県仙台市
0.5	0.6	0.9
秋田県能代市	山形県山形市	福島県福島市
0.4	0.5	0.4

関　東

茨城県水戸市	栃木県宇都宮市	群馬県前橋市
0.8	0.5	0.4
埼玉県さいたま市	千葉県千葉市	東京都23区
1.02	0.6	0.4
神奈川県横浜市
0.7

中　部

新潟県新潟市	富山県富山市	石川県金沢市
0.63	0.38	0.41
福井県福井市	山梨県甲府市	長野県長野市
0.5	0.5	1.3
岐阜県岐阜市	静岡県静岡市	愛知県名古屋市
0.4	0.52	0.64

関　西

三重県津市	滋賀県大津市	京都府京都市
0.4	2.0	0.7
大阪府大阪市	兵庫県神戸市	奈良県奈良市
0.56	0.7	1.1
和歌山県和歌山市
1.21

中　国

鳥取県鳥取市	島根県松江市	岡山県岡山市
0.83	1.3	0.9
広島県広島市	山口県下関市
0.5	0.9

四　国

徳島県徳島市	香川県高松市	愛媛県松山市
0.7	0.5	0.9
高知県高知市
0.52

九　州・沖　縄

福岡県福岡市	佐賀県佐賀市	長崎県長崎市
1.0	0.5	1.1
熊本県熊本市	大分県大分市	宮崎県宮崎市
0.4	0.7	0.6
鹿児島県鹿児島市	沖縄県沖縄市
0.7	0.7

なお、滋賀県大津市は基本的に高くても1ｍｇ/Lなのですが、あくまでも「最高値」を入れさせて頂いています。時として普段より非常に高い値で残留塩素が含まれることがあるということです。

また、長野県長野市は高くても0.6ｍｇ/L程度なのですが、廃止要望が出ている急速ろ過方式の浄水場から最高値が出ていました。

なお残留塩素濃度が高くなるのは、だいたい５月～１０月頃のようです。そうでないときもありますが。

さらに常に高い値の都市、地域もあるようでしたし、浄水場によっても随分値が違っていました。

それぞれお住いの地域の残留塩素濃度は水道局のＨＰで検査結果を見ることができます。一度確認されてみてはいかがでしょうか？

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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