お風呂の塩素対策|ローズヒップで傷跡が治った!
水道水に含まれる残留塩素が体に悪い、ということはご存知の方が多いと思います。
ですので、アトピー、喘息、化学物質過敏症の方がご家族におられる場合は、飲み水の塩素対策のため、台所に浄水器を取り付けたり、飲料水を購入している方も多いのではないでしょうか?
しかしお風呂場に対応した浄水器になりますと、台所のように簡単にはいきません。
浄水器の設置場所は水道の元栓かお風呂場付近、または浴室内になるのですが、集合住宅や賃貸ではスペースが無かったり、許可が得られないなどで、どこに設置するかが問題となります。
また仮に設置スペースがありましても、お風呂場では台所と違い使用量が多く、さらにシャワーで使用するには水圧を落とすわけにいかないため、浄水器自体の価格が高くなり、さらに設置が難しくなってきます。
そして、我が家の場合はコスト面で設置が難しい・・・。
そこで苦肉の策としてお風呂のお湯自体に塩素対策をすることにしました。
そして驚いたことに、その苦肉の策でおこなった塩素対策で、子供が1歳の時に付けてしまった傷の跡が1年後の2歳の時、たった3か月ですっかり消えてしまったのです。
では塩素の毒性も含めてご紹介していきます。
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塩素について
皆さんご存知のように、日本の水道水には必ず塩素が入っています。
水道水中の細菌を殺菌するために入れられているのです。
そのおかげで大腸菌などの雑菌が含まれない安全な水を使うことができます。
と、水道局などのHPに載っています。
本当に安全なのでしょうか?
日本の水道水に塩素を入れるようにGHQが命じた
GHQ(General Headzuarters)と言えば、第2次大戦後、連合国軍が日本占領中にアメリカのマッカーサーを最高司令官として設置した総司令部になります。
その占領中にGHQが塩素を水道水に0.1mg/L以上入れること、という法律を作りました。以上であって上限はありません。
ですので、戦後水質汚染が進んだ東京都では150mg/Lという高濃度で塩素が入れられたこともあったそうです。
ですが、現在では残留塩素濃度の上限目標を1mg/Lとしている地域や、東京都も含め、「おいしい水の水質要件」である0.4mg/Lを上限目標にしている地域もあります。
各地の残留塩素濃度はこちらです
>> 自分の住んでいる地域の残留塩素濃度を知る
ちなみに、主要な諸外国では上限がありますし、ヨーロッパでは0.1mg/L以下、アメリカでも0.5mg/L以下と決められています。
しかも塩素の毒性について研究が進んでいるアメリカでは、塩素の上限を決めていますが、実際には塩素を入れていなかったり、塩素を入れていたとしても、主要都市で0.05ppmや0.1ppmしか入れていないようなのです。
さらに日本に来ていたアメリカ軍が、日本の水道水には毒が入っているのでそのままでは飲めない、と言ったという話は有名です。
アメリカが日本を占領していたときに、塩素濃度を0.1mg/L以上入れること、と法律を作っていったのに、随分不思議な話だと思いませんか?
トリハロメタンの毒性
殺菌のために水道水に入れられる塩素。その塩素が水を消毒する過程でできるのがトリハロメタンです。
発がん性物質で、大量に摂取しますと、中枢機能低下、肝臓障害などを起こしたり、痴ほうやイライラ、疲労、無気力の原因になるとも言われています。
さらに、当然ですが、アトピー、喘息などの原因の一つと言われています。
また、このトリハロメタンは煮沸殺菌で害が無くなると言われていますが、煮沸時間は塩素濃度により違いはあるものの、5~15分ほど必要と言われています。
ですので、お湯が沸いたからと言って火を止めてしまっては意味がないことになります。
塩素そのものの毒性
塩素はたった0.1ppmで菌を完全に殺すことができます。そして、その薬品が含まれた水道水を私たちは毎日飲み、入浴時には全身に浴びていることになります。
塩素は水と反応し、次亜塩素酸を発生させ、続いて塩酸と活性酸に分解されます。この活性酸素が他の物質に対し、強い酸化作用を及ぼし殺菌したり、漂白したりするのです。
しかしその強い酸化作用は、人の細胞を破壊することでも知られています。
そして、特に怖いのが、気化した塩素になります。
シャワーを浴びたり、お風呂に入るときに判りやすいのが湯気です。空気中に気化した塩素が狭い浴室いっぱいに広がり、その空気を入浴中吸い続けることになります。
よく言われることですが、口から入ったものは消化器官(体を守る器官)を通じて処理されるので毒性は薄れるのですが、皮膚や呼吸から入ってきたものはあっという間に血液に乗り、体中の細胞に運ばれ、影響を与えることになります。
たった0.1ppmで菌を完全に殺す薬品を入浴中吸い込み、体に浴びて体中に運ばれることになるのですから、体に何らかの影響が出て当然なのです。
さらに米国化学学会では、シャワーを浴びたり、お風呂に入り呼吸並びに皮膚呼吸により塩素が体内に取り込まれると、水道水を飲む場合の毒性と比べ、6~100倍と高くなると報告しています。
また、塩素は触れたり、吸ったりした場合、皮膚やのどの粘膜から水分を奪うことも知られています。
ですので、喘息やアトピー性皮膚炎の原因の一つになるのです。
そのほかにも、血管障害を引き起こし、心臓病や脳卒中の原因になるとも言われています。
塩素対策
お風呂のお湯に含まれる塩素対策としては、「中和させる」という方法があります。
実は塩素の中和はビタミンCでできるのです。
といってもビタミンCたっぷりの果物を投入・・とはコストを考えますと、毎回できませんし、農薬たっぷりの果物風呂は、ある意味塩素よりも恐ろしいかもしれません。
話がそれますが、TVで時期なるとよく見かけるリンゴやゆず、柑橘類風呂はほぼ農薬風呂となっていると思うのですが・・。なぜなら農薬を使っていない果物は本当に少ないのです。農薬不使用のリンゴが奇跡のリンゴと呼ばれるくらいですから。
本題の塩素対策に戻ります。
まずよく知られている塩素中和の候補は合成ビタミンC=アスコルビン酸になります。
アスコルビン酸は様々な食品の酸化防止剤として使われており、しかも安価で中和するにも200Lのお湯に1gほどで良いそうですので、随分低コストです。
ただ、ちょっと気になることが。
合成ビタミンCであるアスコルビン酸は天然ビタミンCと構造は同じなのです。ですが、私たちの体に与える影響は違うようです。
天然ビタミンCは取りすぎても余分なものは排出されると言われています。しかし、合成ビタミンCは肝臓に少しずつ残り結石になるとも言われており、他にも害があるとかないとか・・・。
子供が小さいのでアスコルビン酸の使用には不安がありました。
そこで、天然ビタミンCの力で何とか塩素を中和できないかと考え、探し当てましたのがビタミンCたっぷり!のローズヒップでした。
ちなみに、ローズヒップは他社製品もいくつか試してみたのですが、使えるのは(飲めるのは)現時点では「生活の木」限定です。
ローズヒップには、大きくカットされた「ファインカット」と、粉末状の「パウダー」がありますが、入浴剤代わりで袋に入れて使用する場合は、「ファインカット」の方が袋から出にくく、おすすめです。
ローズヒップの使い方
我が家ではガーゼで作った袋にローズヒップを入れ、口をひもで縛って浴槽に入れています。
ローズヒップはふやけて大きくなりますので、入れる量の3倍以上余裕のある大きさの袋が良いと思います。
そして、ローズヒップの量ですが、我が家では湯量をケチっているために140Lしか入れていません。そこにローズヒップを15~20g弱程入れています。なお、残留塩素濃度は年間通して0.4mg/L程の地区です。
次にローズヒップを湯船に入れるタイミングですが、お風呂に入る直前に入れましても、十分に中和はできませんし、塩素が浴室内に大量に気化することになります。ですので、必ずお湯の入れ始めからローズヒップを入れてください。
さらに、お湯を張っている間は湯船のふたは閉めず、浴室のドアも全開にし、浴室に湯気が溜まらないようにすればより安心です。
また、季節、地域により塩素濃度は違います。
私の住む地域では、温度が高くなると濃度が濃くなるような気がします。ですので、時期、地域、湯量によってローズヒップの量を調整して使って下さい。
蚊に刺された跡が3か月で消えた!
塩素中和のために必死になって探し出したローズヒップですが、思わぬ効果がありました。
それは、子供が1歳の時に蚊に刺されてできた跡が3か月ですっかり消えたことです。
実は、それまでもアスコルビン酸を含む天然の入浴剤を使っていましたので、塩素の中和は出来ていたはずなのです。
ところが刺された当時、汁が出てどんどん傷口が広がったため、結局約1cmの茶色い傷跡となり、1年経った2歳になってもそのまま薄くなることもなく残っていました。
それも、脚に5か所も!
実は赤ちゃんの場合そういった強い反応が出ることが多いようなのですが、私の場合刺されたとしても、赤く腫れ、かゆくなるだけでしたので、子供が刺されても特別気にしていなかったのが失敗のもとでした。
そして、お風呂に入れるたびに傷跡が気になり、将来どうしよう・・不安に思っていました。
それがローズヒップティーのお風呂に入り始めてしばらくで、傷跡が少し薄くなっていることに気が付いたのです。そして、そのまま経過を見ていますと、徐々に薄くなり、3か月後には傷跡はすっかりなくなり、どこに傷跡があったのかもわからない状態になりました。
この効果は、多分ローズヒップに含まれる様々なビタミンや栄養素の効果だと思っています。
大人になっても跡が残ったままではどうしよう、とずっと気にかけていただけに、本当にうれしい、うれしい出来事でした。
ただ、子供も7歳、8歳と大きくなってきますと遊びなどで切り傷などができるのですが、年々出来た傷の治りが遅くなってきています。
ですので大人になると新陳代謝も子どもに比べて・・・すぐには消えないでしょう。
ローズヒップで手足の冷えが治った!
ローズヒップを使うとお湯がすごくまろやかになり、柔らかく感じますで、ある方に勧めてみたことがあります。
その感想は、塩素中和によるものなのか、ローズヒップのビタミンよる効果かはわかりませんが、ひどい冷え性が治った、というものでした。1時間以上たっても手足が冷えず、ぐっすり眠れるとのことです。
その後、冷え性だという方数名に試して貰いましたが、皆同じように手足のポカポカが1時間以上続くと言われました。
私は手足の冷えは気にしていなかったので気が付かなかったのですが、そう言われてみますと、入浴後1,2時間ほどは、冬季間室温が20度くらいであっても寒さは感じません。
手足の冷えで悩んでいる方がおられましたら、一度試してみられてはいかがでしょうか?
ローズヒップは飲むとさらに効果UP!
私のローズヒップの使い方が間違っている?のですが、本来は美と健康のために飲まれています。
ローズヒップには、美白のためのビタミンC、ビタミンEをはじめ、カルシウム、鉄分、食物繊維、ベータカロテン、リコピン等のポリフェノール類がぎっしり詰まっています。
しかもビタミンCはレモンの20倍も含まれています。(ですので塩素を中和できる)
飲み方としては、カップにローズヒップを適量入れ、その中にミネラルを含んだ粗製糖をティーカップ1杯分。そこにお湯を入れてかき混ぜて約1分でおいしいローズヒップティーの出来上がりです。
ただ!5分ほどで飲んでしまわないとまずくなります。ということは酸化し、美容や健康の効果がなくなっているのだと思います。
せっかくのローズヒップティです。お早めにお召し上がりください。
粗製糖については母乳育児・離乳食の調味料選び~砂糖をご覧ください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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