化学物質過敏症(CS)通信教育の選び方 幼児・小学生用まとめ
化学物質過敏症(CS)の多くの子供たちは、柔軟剤やシャンプーに含まれる合成香料に強く反応し、学習の面で言えば、集中力が無くなったり、時には思考能力そのものが働かなくなったりします。
ですが逆に言いますと、空気の良い場所では普通の子供と何ら変わりが無い場合が多く、親としては、普通に子供の将来を考えます。
そこで気になるのが教育ですね。
こちらのページでは、私が子供の状態を見ながら選んだ、また、化学物質過敏症(CS)のお母さんの体にも優しい教材をご紹介します。
幼児教室や塾に行けなくても、私達親が化学物質過敏症(CS)の子供にしてあげられることはありますよ。
※0~4歳までの幼児教育はそのままスクロール頂き、4歳以上の通信教育についてはこちらでジャンプください。
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屋内の空気を汚さない教材選び 幼児(0~4歳)
これは化学物質過敏症(CS)だけでなく、どの子供も同じなのですが、教材から揮発性有機化合物が多く出ていれば、どんなに内容が良くても学習は進みません。
そこで私が1才過ぎの子供に与えましたのは、DVDを使った教材でした。DVDでしたら、基本はプレーヤーからの揮発に注意すれば大丈夫ですからね。(※DVDも商品によってはVOCがかなり出ていますので、注意は必要です)
そうしてその中で一番、単純に”母”として良かった、と思いましたのは、ディズニーの英語システムです。
ディズニーの英語システム(DWE)とは?
ディズニーの英語システム(DWE)は、ワールド・ファミリー㈱が販売する、ミッキーマウスやミニー、ドナルドダックなどのディズニーキャラクターが登場するDVDを主とした教材になります。
ディズニーは本当に子供の心を捉えるのが上手です。
ですから子供はキャラクターに釘付けとなるのですが、一番子供を見ていて面白く感じましたのが、ディズニーのキャラクターが出ているDVDではなく、子供たちやオリジナルキャラクターが歌ったり踊ったりしているオリジナル英語教材「ズィッピ―・アンド・ミー」の方でした。
歌や踊りに合わせて、おむつを付けたおしりで一緒にぴょこぴょこと踊っているのは、本当に可愛かったです。
そして、ディズニーの英語システム(DWE)のオリジナルキャラクター、ZIPPY(ズィッピ―)達が出てくる下の写真のシリーズの方はストーリーになっていて、小学校に上がるまではしつこく何度も何度も見ていました。
ただ我が家は、ディズニー英語システム(DWE)本体を購入する資金は持っておりませんでしたので、教材はヤフーオークションを使い手に入れています。(※中古品購入の問題点は合成香料です。当時は現在ほど香りの強い柔軟剤はありませんでしたが、それでも一部のDVDケースは今でも外にあります。)
ですから本体の絵本等は見たことが無く、本当に、DVDを見るだけだったわけです。
それでも三歳児検診の時、たまたま外国のお子さんの次に認識テスト(蝶や鳥等のカードを見せて答えさせる)をしたのですが・・・面白いことが起きています(*'ω'*)
ですので、ちゃんと本体で親が一緒になって努力をし、都市部にお住まいで週末ごとにイベントに参加しながらアウトプットも積極的になさったお子さんの英語力はかなり高くなると思われます。
が、そこまで・・という(私のような)方は、ズィッピ―シリーズを揃えられるだけで良いのでは?とも思います。正直、本体のDVDにはそれほど興味を示しませんでしたし、トークアロング・カードからはそれなりにVOCが出ており、数回使ったきりです。
(※ズィッピ―シリーズは、本体を購入され、さらに会員となった方しか手に入れることができません)
ちなみに資料請求に付いてくるDVDにも私の子供は釘付けでしのたで、オークションをお使いになるにしても、まずはサンプルを頂いてお子さんの様子を見られてはいかがでしょうか?
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ちなみに、日本語の通信教育に関しては次の項目でご紹介いたしますが、よくCMを出し、おもちゃが沢山付く教材は、製品の質の点からおすすめできません。(教材の中身は良いと思いますが・・)
本当に幼い時は本を読み聞かせ、そしてある程度大きくなりましたら、ドリルを買い、ひらがなの練習をつきっきりで見てあげるのが良いかと思います。
目を離しますと、書き順が恐ろしいことになりますよ(;'∀')
4才からの本格的な通信教育の選び方
小さな頃から落ち着いて椅子に座って本を読んだり、絵を描いたりできる状態(化学物質過敏症(CS)の症状が出ない状態)を作っていれば、3~4歳頃から始まる本格的な通信教育の教材にも割とスムーズに入っていけるのでは?と思います。
ですが、そこでも化学物質の影響を受けやすい子供ならではの通信教育の教材選びのポイントがあります。
これは化学物質過敏症(CS)の子供に直接影響しますので、必ず気を付けてあげたいポイントです。
最近ではタブレットを使用する教材が増えてきました。そしてタブレットは教材からの揮発には注意しなくても良いので助かります。
ではタブレットで、と思うのですが、実は化学物質過敏症(CS)患者の中には、電磁波の影響を受けて体調不良を起こす電磁波過敏症を併発していることが多くあります。
電磁波過敏症になりますと、電磁調理器やLED電球、家電、Wi-Fiなどでも頭痛・めまい・だるさ等を感じるだけでなく、ひどい時には意識を失うといった深刻な症状が出るのですが、お子さんだけが化学物質過敏症(CS)患者であった場合、お子さんは説明できませんし、親も原因がわからず途方に暮れることになります。
ですから、タブレット端末を使用しない教材を選ぶこともポイントとなります。
幼稚園や保育園、そして学校では、鉛筆を持って字を書きます。
最近では、化学物質過敏症(CS)と親が気が付いた子供だけでなく、手指にちゃんと力が入らず(脳からの指令が上手く届いておらず?)、きちんと鉛筆が持てなかったり、濃い字を書けない子供が増えています。
タブレット教材は、子供の関心をうまく引きますし、ゲーム感覚で勉強ができるので良いのですが、字をきちんと書く練習には不向きです。
これは化学物質過敏症(CS)とは関係はありませんが、地味に重要なポイントです。
子供に教材への関心を持たせる工夫があだに
実は私が実際に通信教育を子どもに受けさせたのは年長からでしたが、その時は見事にTVCMにくぎ付けとなり、子供の希望からベネッセのチャレンジを選択しています。(※お友達の影響もあります)
確かにチャレンジは、子供自信が欲しい!!と思う様々な方法を駆使していますので、教材が届くのを、子供はとても楽しみにします。
可愛いキャラクターや、豊富な絵、付録も充実し、ポイントでどんどんプレゼントと交換もできます。
ですが困ったことに、付録教材だけでなく、本教材そのもののVOC濃度(化学物質の揮発量)が高く、本教材については到着後1週間程外で干す必要があり、さらに、付録教材はそのまま捨てざる得なかったり、ポイントをためると貰えるプレゼントも、殆どが使えないものでした。
さらに言えば、月の中頃までに添削問題を出してしまった場合、すぐに次月号が届きます。サービスとしては良いのですが、それが通常の時期(だいたい17日前後)に送られてくる教材よりもはるかに高いVOC濃度でした。
ですからとても使うことができず、一度だけですが、交換して頂いたことがあります。そしてそれが保管期間の長さによるものだと気付いてからは、次月号が到着するまでは添削問題を出さないことにしました。
そうして工夫しながらチャレンジ小学生を使っていたのですが、VOCだけでなく、それら子供の心を捉える工夫が、全て完全にあだになっていたことを知ったのは、小学校4年生で通信教育の会社を替えた時です。
学習時間が4分の1に減少!
小学校の4年生から始めましたのは、Z会です。
なお切り替えた理由は、ベネッセの他教材への電話勧誘の多さと、個人情報の流出です。
ただ正直、切り替える時に子供は随分と渋りました。なぜなら、毎号、次月号に付いてくる付録の宣伝がしっかりと入っているからです。
ですが、Z会を数日やってみた結果、子供の方からZ会の方がいい!と言って来ました。
子供目線のチャレンジ小学生よりZ会の方が良い理由
- ゲーム機能の付いたタイマーが無い
- 教材のいたるところにあった漫画が無い
- キャラクターが全教科共通(チャレンジ小学生は教科毎に違う)
- 付録が付いてこない
全て子供の心を捉えるための工夫なのにどうして?と思いますよね?
実は今までチャレンジ小学生を終わらせるのに小一時間かかっていましたが、Z会では気を散らせるものが無いため、15分もあれば終わってしまうことに子供が気が付いたのです。(説明もすっきりしており、頭に入りやすいそう)
そしてZ会が化学物質過敏症(CS)的に良かったこと、それは教材からの揮発がとっても少ないことです。さすがに到着後半日程は外に置きますが、子供の学習時間=集中力から、神経に作用する化学物質の揮発量が少ないことがわかります。
さらに、返却される添削問題への合成香料付着量もZ会の方が少ないです。(※ネット上でも確認できます)
ちなみに子供曰く、Z会の方がテストの点数が良くなるとのことです。(・・かと言って、100点を取ってくるわけではありません(;'∀') 通信教育は塾とは違い、親次第なところも・・)
結論!教材はシンプルなのが一番
チャレンジ小学生は、一定のコストの中で子供の心を捉える工夫(TVCM含む)を充実させた結果、教材の内容的には良くても(問題数はチャレンジの方が若干多い)、全体的な質の低下を招いてしまったわけです。
普通に販売されている赤ちゃん用のおもちゃでさえ質の悪さ(VOCへの配慮等)が問題となっています。
また、小さな子供向けの教材はカラー刷りが主となります。2色刷りよりもカラー刷りの方がVOC濃度が高くなり、体へのリスクも高くなります。
ですから、インキのコストを削っている(インクのニオイが強い)通信教育は避けるのが無難だと私は思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
私の子供が使うことができても、あなたのお子様が同じように使えるとは限りませんが、資料を取り寄せて確認なさってみてはいかがでしょうか?
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