高崎市発!高残効性合成香料(香りマイクロカプセル)に配慮した塾
子供が化学物質過敏症(CS)でも、保育園や幼稚園 → 小学校 → 中学校 → 高校 → 専門学校や大学へと、他の子供たちと同じように進むことになります。
そこで化学物質過敏症(CS)の子供を持つ親として心配となるのが、子供が無事希望の進路へ進めるように、必要な学力をどのように付けてあげるか、です。
化学物質過敏症(CS)でない子供たちは、必要な時期に必要な塾を、普通に選択して行くことができます。
ですが、体への影響を後回しにし製造・販売され続けている柔軟剤や香料は近年、できるだけ強い香りを、そして長く保持する商品が好まれるようになり、香料をカプセルの中に閉じ込める技術を用いた商品が多く販売されるようになりました。
その結果、あらゆる屋内施設の空気質はより一層悪化し、化学物質過敏症(CS)の子供たちが安心して入れる場所は極端に少なくなりました。
こちらのページでは、入会を希望される方に、香りカプセルを使用した製品の使用を控えるように呼び掛けておられる学習塾をご紹介します。
化学物質過敏症(CS)を理由に道を閉ざすことなく、一人でも二人でも多く、希望する道を進むことができれば幸いです。
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香りマイクロカプセル入洗剤・柔軟剤の自粛を求める塾
まず最初にお断りがあります。
当サイトでは基本として、私自身が経験、または安全性を確認した物や事柄についてご紹介しております。ですがこちらでご紹介する塾は、当サイトへのリンク先を辿っていた中で発見した学習塾になり、私自身が安全性を確認したわけではありません。
また近県であれば、実際に確認を取ってから、と思うのですが、何百キロと離れた場所ですと、なかなかそうもいきません。
ですので、実際にどれくらいの空気質であるかは不明であり、もしかしますと、化学物質過敏症(CS)であれば誰もが通うことができない塾の可能性があります。
ですが、あなたのお子さんが通うことのできる唯一の学習塾かもしれません。
個人経営の学習塾 学友舎Lab
ご紹介する学習塾は「学友舎Lab」と言い、群馬県高崎市中居町にある、可愛いログハウス内で開かれています。
そして学友舎Labさんのサイトでは、香り放出マイクロカプセル入り洗剤・柔軟剤についてのお願いを出し、塾に通われるお子さんへの香りマイクロカプセルを使用した製品自粛を求めておられます。
化学物質過敏症(CS)患者としては嬉しい限りですが、なぜそうなさっているのでしょうか?
御家族のアトピー性皮膚炎がきっかけで粉せっけん生活
今回記事を書かせて頂くために「学友舎Lab」さんに問い合わせをさせて頂きました。
その回答の中で、ご家族のアトピー性皮膚炎発症がきっかけとなり、20年程前から粉石けん生活をなさっていることを教えて下さいました。
20年前と言えば、1990年代の後半です。
その頃には香水はありましたが、柔軟剤に香料を入れて誰もが香りを楽しむ習慣はまだありませんでした。
(学校には香水を付けて来ないように言われていた時代ですね)
そうして人工的な強いにおいから遠ざかった生活をしていることで、近年の強い香料臭に違和感を持たれたようです。
印刷物やパソコンなどの揮発だけでなく・・・
近年の合成香料臭では体調を崩す方が増え、今では”香害”という言葉までも生まれています。
また、ある医師が、患者さんの香料臭で喘息を発症し、休診に追い込まれたため、柔軟剤を使用しないで来院してほしいと、サイト上でお願いを出しておられるのを見かけたことさえあります。
ここまで広まってきますと、さすがに高残香性の合成香料についての知識を持つ方が増えているように思いますが、「学友舎Lab」さんとのやり取りの中で意外でしたのが、印刷物やパソコンだけでなく、灯油ストーブが与える影響についてもご存知だったことです。
なお、印刷物、パソコン・プリンターからの揮発などについては、換気をすることである程度対応しておられるようですが、必要な物ですので、換気をする以上の対応は難しいこと、コストの面で灯油ストーブを使わざる得ないことをおっしゃっていました。
何も聞かなくても、ここまで答えて下さる方はいらっしゃるでしょうか?
化学物質過敏症(CS)になりますと、何事も一から相手に説明をしなければなりません。ですが、全くわかって貰えないことも多くあります。
その中、学友舎Labの高橋様はかなりの知識をお持ちのようですので、学校と違い対応を求めることは難しいですが、少ない説明でわかって下さる可能性があります。
例えば、灯油ストーブを使用する冬期間は塾に通えない、学校での大量暴露で体調不良を起こしお休みしたい、席を窓際にして貰えないか?などなど。
これらを全く何の知識を持っていない方に説明するのは非常に骨が折れることです。
ですから、少ない言葉で理解して貰える相手が塾経営者であるということは、化学物質過敏症(CS)の子供を持つ親にとって、非常に助かりますよね。
個別指導の強み
学友舎Labさんでは、個別指導をなさっておられますので、強いにおいがする生徒さんとは別の日にちに学習することが可能だそうです。
においの少ない子がいる時に・・・なんて、知らない方から言わせると我儘を言っているように聞こえますが、この要望が通りますと本当に嬉しいですよね。
学友舎Labさんに体験に行こうと思われた方へ注意事項
学友舎Labさんに体験に行ってみようかしら?と思われた方は、以下のこともクリアできるかを確認なさって下さい。
建物はログハウスです
前述しましたように、学友舎Labさんは、ログハウス内で学習塾を経営なさっています。そして経営者の高橋様もおっしゃっていましたが、ログハウスは塗料の塊になります。
ですから、換気は今までにもなさってきてはいるようですが、屋内に入ることすら出来ない方もおられると思います。
猫を飼われています
経営者の高橋様も、のようですが、猫が体質に合わない方もおられますのでご注意ください。
医師ではありません
学友舎Labの高橋様は医師ではありません。ですので、学習に関する相談には積極的に答えて下さると思いますが、生活に関する相談には専門的知識をお持ちではありませんから、基本的にお答えできないと思います。
また、換気がある程度してあり、強い合成香料臭のしない環境では、普通に活動と学習ができるお子さんしか受け入れは出来ないと考えて下さい。
お子さんが意識を失い倒れられても、あなたと医師以外に対処できる方はいません。(救急車を呼ばれたらもっと大変なことになりますしね)
お子様が回復しても配慮を忘れずに
あなたのお子様は、今は体が小さく合成香料にも過敏に反応をしていても、体が大きくなり大人に近づくにつれ、合成香料臭を感じにくくなり、お友達と同じものを使いたいと思う時がくるかもしれません。
ただその時には、合成香料で体調をくずす方がいる、また、学友舎Labさんでは、毎日必死になって高残香性の合成香料の影響を減らそうと努力なさっていることを忘れずに、配慮をしてあげて下さい。
学友舎Labさんの連絡先
- 学友舎Lab
- 高崎市下中居町はちまん公園東側
- Tell・Fax:027-327-3258
- mail:gakuyusha-lab@ab.auone-net.jp
- 月曜-土曜 午後2時~午後10時(6:30-7:30夕食のため休憩)
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
お子様の未来に繋がる選択肢を、一つでも増やすことが出来ましたら幸いです。
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